悪魔のリドル10話「女王はだれ?」

いかん…10話のリドルが面白過ぎる…。
これぞB級アクション映画!今回は絶好調で10話をレビューします(9話は諸都合でレビュー出来ませんでした お許し下さい!)。
以下ネタバレ注意!↓


9話では伊介様と番場ちゃんが退場しクラスは4名…ものっすご寂しいクラスになりました。残る刺客の英純恋子(はなぶさすみれこ)を警戒していた兎角ですが、英は晴にお茶会のお誘いをします。YEAH!レッツお茶会!地味にここら辺のアニメーションがぬるぬるっと動きます。
今回で英さんは退場か…いいお嬢様キャラだけに最後まで残っていてほしかったですね(話数からすると最後ら辺だけど)。

なんと3話で退場した武智乙哉が再登場!
何故だろう、最初は別段好きでもなんでもなかったキャラなんですけど、再登場すると凄く嬉しいです。
晴ちゃんの手足切り刻みたい衝動で刑務所から脱獄した模様。この人の意志は最初っから全くブレないですね。流石シリアルキラー。


晴ちゃんを襲おうとコソコソ戻って来たら、英さんに見つかってもうた。
鋏を手に突き付けるもグシャッと壊されてしまいます。怪力ですね。カッコいい。英さんの身体能力は如何に…!?


晴ちゃんだけ誘ったのに兎角さんも護衛の為一緒にくっ付いて来たのですげえウザそうな顔をする英さん。遠回しに「何でてめーも来てるんだよ」と言っています。英さん元から兎角さんの事好きじゃなさそうな気が(笑)そりゃあ、元は1人しかいなかった標的の守護者に勝手になってるし、ルール上兎角に不満がない方がおかしいですね。
晴ちゃんのお願いで仕方なく兎角さんもお茶会の参加を認められました。さて入場すると…

皆いる…ッ!?
乙哉も連れて来させられたみたいですね。これでどうやってお茶を飲めって言うんだ。
それより!
それよりだ!!
あの2人がいる!?
死んだはずの柩ちゃんと千足さんもいるじゃないですか!生きてたんですか!


皆人形でした。

ちくしょおおおおおおおおおお!!
すっげえぬか喜びしちゃったよ!本当に生きてると思ってバカみたいに感激してたよ、数秒前の感動をどうしてくれるんだちくしょう!


で、晴は英に和解交渉を求めます。英は歴史ある財閥の家系であるため幼い頃から晴と同じく命を狙われる身であったそう。彼女の願いは女王蜂の晴を潰して真の女王になること。女王に2人もいらぬ!最強は私だ!という何とも男前な英さんの願いです。


人形が襲って来たZE☆和やかなお茶会からデスゲームに早変わり。
兎角は晴を守るために全力で戦います。せっかく丁寧に作った高性能の人形がもう壊されてしまうなんて…。皆さんのリクエストに応えてしえなちゃんを出してくれるスタッフさんのお気遣いをとくと感じます。

「私の真の姿を見せてあげますわ」
一瞬ココで筋肉ムキムキマッチョマンの怪物になるんじゃないかとヒヤヒヤした。


英はサイボーグだった!
鋏叩き潰すわ拳銃も全然効かないわコンクリートの柱壊すわ恐るべし身体能力の正体はサイボーグだったからなんですね。B級アクション映画並にテンション上がって来た。バイオニックウーマンやターミネーターっぽいです。そんなサイボーグ英さんの強さに圧倒される兎角はめちゃくちゃ苦戦。


英さんの過去は少しだけしか描写はされてませんが、恐らく財閥を狙った刺客にやられてしまったのでしょう。それで身体をサイボーグにされて、生き抜いて来たと。生まれながらの環境によって、幾度も苦労して来たんでしょうね。首藤おばあちゃんほどではないけど、妙に落ち着きがあったのはこういった事情があるからかも。兎角に守られている晴と比較して、英は1人で今まで地獄を潜り抜けてきたんじゃないかなと推測。


乙哉は隙を見て、床に刺さったナイフを使って拘束を解きます。こういった咄嗟の判断力や行動力は伊達にシリアルキラーやっているだけあって素早いですね。「晴っちもいいけど英さんも素敵ね!」ってことで乙哉もパーティーに参戦!


乙哉のフォローのおかげで英の左腕を損傷させる事が出来ました。やっべえ、乙哉がすっげえカッコよく見えた。前述した通り特に好きじゃなかったけど今回で株上がったよ。戦闘シーンの作画がとてもよく動きます。再登場した理由は乙哉ではないと参戦しなさそうだからですかね。他の人たちだったら拘束解いて逃げちゃいそうだし。

「それが女王蜂の能力だとも知らずに…
働き蜂は自分が働いている自覚がまるでない」
妄信的に晴を守ろうとする兎角に対し、英が冷静で意味深な台詞を呟きます。英さんよくぞ言ってくれた!作中一番気になってることですからね。やはり兎角が晴を守ろうとする意志は、晴の「女王蜂」の能力によったものだったのでしょうか?


天井のシャンデリアを英に目掛けて落として「やったか!?」となるも、あまりダメージを与えられず逆に落としたシャンデリアを投げ飛ばされて兎角さんはボロボロに。流石に気の毒。もうしょうがないよ…相手はサイボーグやし…いきなり強さのレベルの次元がちゃうねん…兎角さんようやったよ…。

説明書を読んだのよ。
こっからは晴ちゃんの鬼畜外道プレイをご覧頂きましょう。
はい、先ずは兎角さん戦闘不能になったのでロケットランチャーで壁ぶっ壊します。

エレベーターで下降したと見せかけ、英をエレベーターに誘い込み、頭上から大量の手榴弾を放り込みます。


この笑顔である。

英マジでガンバレ。負けるな英
しぶとくエレベーターから這い上がって来た(つっても身体はもうガタガタ)英を屋上に連れ込みます。



英「い いや…!」可哀想に見えて来た…。
どっちが敵側かわかりゃしねえ!
右手から放出されたワイヤーを避けて一緒に屋上にダイブし、
純恋子を足蹴りにして突き落とします。
英は屋上から落っこちてしまいました…。身体ガタガタだったし多分死んじゃったんだろうな…。ああ、推しキャラ勢が全員死んでしまうなんて…。

ボロボロの兎角さんさし押して無傷で帰って来た晴は「晴…やっちゃいました(てへ☆)」と言います。
やっちゃいました☆じゃねーよ!和解する流れはどこいったんだよ!!2話や5話位で言ってた「赦し」も何もねーじゃねえか!
「女王蜂とはなんだ?」と聞く兎角に「今は答えられない」と答える晴。あんた、人には散々守ってもらう理由聞いといて肝心の自分はダンマリってフェアじゃないでえ…。
いろいろ感想
英をひたすら応援したくなる不思議。

英さん、今回でキャラ株上昇しました。スピンオフ作って欲しいくらい。
入浴シーンがなかったのはサイボーグだったからなんですねえ。8話で言ってた「モノはいつか壊れるものですから」という台詞は、自分のサイボーグの身体もいつかは壊れてしまうということだったのでしょうか。壊れて負けてしまいましたし…。
私は前述した通り、英は多分死んだと思っとるのですが、最悪の選択をしたとはいえ相思相愛で心中した柩と千足と比較して、誰にも助けてもらえず1人で地獄に落ちていった英は凄く哀しいというか…救いがないですね。孤独に生きて来た女王は「スノーホワイト」の女王を彷彿させました。
なんかもう途中から暗殺者たちの方に感情移入してしまったせいか、どーも晴ちゃんが好きになれない…。暗殺者達はドジッ子だったり勘違いしたり、でも人間らしいというか年相応な部分があって皆好きなんですけど、晴ちゃんだけは何考えてるのかわからな過ぎて怖いです。
それが悪いことじゃないんですが、最初「仲良くしたい」言って和解する姿勢見せといて最後は何食わぬ顔で相手を足蹴りにして突き落としてその後「やっちゃった☆」ってのは外道過ぎませんか…。足蹴りするシーンとか手榴弾落とすシーンとか、鳰が二話くらいで言ってた「生きる為になんでもしてきた」っていう台詞をまんま表していると思います。

もうこれは残る一人の鳰ちゃんに頑張ってもらうしかない…。
悪魔のリドル、キャラが立ってるし先が読めなくて面白いんですがいつのまにか主人公サイドよりも暗殺者サイドを好きになってしまうなんて。
次回にも期待です。