悪魔のリドル7話「永遠に追いこせないものは?」

気付いたら今週も悪魔のリドルを楽しみにして見ちゃったぜ。
悪魔のリドルのB級感にメロメロにされたので調子に乗って今週の7話をレビューしたいと思います。
以下ネタバレ全開注意!↓

「先生も最後は号泣してしまった!」
あの2人が死を持って大成させたからね…哀しかったな。
ロミオとジュリエットの公演は大盛況で終えた模様。6話で退場した剣持しえな、生田目千足、桐ヶ谷柩は表向きでは転校したとされているそう。先生…転校したんじゃなくて千足さんと柩ちゃんは死んだんですよ!流石にこんなに人数が減ってたら先生も怪しむと思うけど…。
置かれている花を見て(恐らく赤い薔薇)「その花へし折ってやりた〜い」とかいちいちいらん事言って争いを繰り広げようとする伊介様。イスケェ!死んだ2人のことを悪く言うんじゃねぇ!後しえなちゃんも!(しえなは多分再登場するだろうけど)

おばちゃん口調の首藤涼が放課後に息抜きでもしようかのと提案します。
向かった先は学園施設内にある遊園地のようなプール。なんと今回は学園アニメご恒例の水着回で御座います。水着まで用意済みの首藤さんマジ有能。

が、首藤涼、晴ちゃんの首に爆弾を仕掛ける!「ゲームの時間じゃ…」
晴の首に付いた爆弾装置を解除するには4つの数字を入力しなければならないそうです。数字はトランプに記載され、トランプの在り処は予告状と同封してあります。数値入力は三回まで。さあて、水着回がリアル脱出ゲームに変更だーッ!

「暗殺のルールがただでさえゲームみたいなのに今回は本当にゲーム?」
「黒組の主催者は本当に晴ちゃんを殺させる気あるの?」
「何か試してるんじゃないの?本当の目的は何なの?」
伊介様が視聴者の気持ちを見事代弁した台詞。第三者目線の台詞が少しでもあると何だか安心しますね。そろそろ物語も謎解きに向かいそうです。
鳰ちゃんが素肌晒していないのは、身体に何かしら秘密があるからですかね?三話で意味深なシーンがあったし…。


一つめの数字はなんとスイカの中に。ここでどうやってスイカの中に入れたのかなんてツッコミはもはや無用でしょう。
「私ならもっと簡単な方法でカードを見つけますわ」と胡散臭いことをセレブに言われて誘導されてしまった兎角さんは、トランプの束から抜かれていた数字は「7777」だったので数値入力したら見事ハズレました。そりゃそーだよ。「7777」はダミーだった模様です。


この後は中々有能な兎角さんの冴えプレイが光ります。どんどん数字を見つけていくぜー。晴ちゃんの為に必死であれこれ頑張る兎角さんが健気で良いですわ。


ここらの辺りで首藤さんの思ひ出語りが。
実は首藤涼はハイランダー症候群という不老不死のような病に掛かっていました。かつての思い人とは年齢が同じになることはなく、自分は年をとっても姿形は変わらず若いまま、相手は他の女の人のもとへ行ってしまったとか。暗殺の報酬は「普通に年をとって死ぬこと」。
少し趣旨は違いますが「ベンジャミンバドン-数奇な人生-」の映画を思い出しました。あちらの映画は生まれは老人で年をとるにつれて段々若返るというもの。愛する人は年を取って老いていくのに、自分は子供のようになっていく…一見「不老」って憧れの対象のように見えますが凄く残酷なことかもしれないですね。
首藤さんの報酬を告げた際には若干諦めているような、か細い声でした。
打って変わって
残り一つの数字を見つけるのに苦戦していた兎角さんが閃きます。

「しまった!盲点だった!」

ウォータースライダーに飛び込む兎角さん

ウォータースライダーを滑る兎角さん

見事罠に引っ掛かる兎角さん
ここのテンポのよさに感動した。

晴ちゃんの救援によりなんとか兎角さんは救出。名探偵コナン「14番目のターゲット」の蘭姉ちゃんみたく何気にチュー(人工呼吸)してやがるのがヒロイン晴ちゃんの策士なところですね。桜trickを思い出す…。救出の際にカードを使用した為、残りの1つの数字は推測するしかなくなりました。


「伊介に任せて!伊介の今日のラッキーナンバーは〜9♪」
晴ちゃんの首吹っ飛ぶのを茶化す伊介様と鳰がかなりブラックな感じでした。何気にセレブも楽しんで見ている感じで、黒組に今残ってるメンツは中々悪趣味です。やっぱり裏社会の人間ですね。
更に伊介様はラッキーナンバーを勝手に入力し、貴重な一回を無駄にしやがります。伊介様は最低ですが最高に良いキャラです。

伊介様はさておき無事爆弾装置を解除出来ました。やったね!
正しい数値は「0715」。首藤さんの思い人の誕生日。首藤さんの誕生日とは1日違いの数値。思い人の年には永遠に追いつく事はできない…副題と重なった回答だったのですね。

「わしの負けじゃ…」
潔く去っていく首藤さん。口調といい今までお年寄りっぽい仕草をしていたのは本当におばあちゃんだったからなんですねえ…。だから他のメンバーと違って精神的に余裕があるというか、落ち着いていたのでしょう。
見ていて思ったのですが、首藤ばあちゃんはもとから晴を殺す気はなかったかもしれません。兎角と晴がどのように窮地を乗り越えていくのか、ゲームで試していた気がします。もしかしたら黒組の学園生活をなんだかんだで楽しんでいたのかも。
いろいろ感想
水着で全然キャッキャウフフしてくれなかった。
でもこの微妙なメンツじゃ厳しいかな。黒組も始めに比べて人数が減って寂しくなりましたね。

ちくしょう…何で死んだんだよちくしょう!2人の死が兎角と晴を感化させているといいですね(そうでも考えないと千足さんが全然報われないよ)。
あの…往生際が悪いのはわかっとりますが、千足と柩好きなんですけど死んだからもう出て来ないんですよね…。
前回の哀しいラストから覚悟していましたが、喪失感が半端じゃなかったです。この2人のキャッキャウフフする姿が見たかってん…。
ちょっとスタッフさん水着回は序盤にやってくださいよ!人数全然いないんですよ!
でも序盤でやったら千足さんはマジで優しい人だし、春紀もノリが良いし、友好的なメンバーがいるので普通に協力してくれそうですし、今残ってるメンツならゲームを手助けするような心持ちの方はいない為、今回の7話でこういったデスゲームを展開させたのでしょう。後沢山キャラの水着描くの大変だろうし…。
叙述しましたが首藤のばっちゃんは暗殺するよりもゲームを楽しみたかった為に黒組メンバーに参加したと思われます。残る数人のメンバーは暗殺ルールに何やら関係ありそうな連中。これからどう動いていくのか気になるところです。何気に兎角さんがデレたのもポイント高いですね。

おばあちゃんの去り際超カッコいい。
おばあちゃんの昔話と身の上の事情は切ないものがありました。悪魔のリドルはキャラに感情移入出来て好きになったら、そのキャラはもう退場してしまうのが寂しいです。でもそれがこの作品の持ち味でもあるのかも。