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コールドケース

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結構前にレビューしたけど、
もう一度レビューせずにはいられない海外ドラマ、コールドケース。


コールドケースとは未解決事件のことです。アメリカには時効制度が無い為このドラマも製作されたのではないかと推測しています。
このドラマは打ち切りになってしまった為欧米ではやっていないのだけど、AXNというケーブルテレビで只今連続放送中で御座います。




このドラマを知ったきっかけはまあ当時民放で深夜放送していて
「なんじゃらほい」と思って見ていたら、主人公の声優さんがなんと攻殻機動隊の少佐こと田中敦子さんじゃあありませんか。
大好きな声優さん目当てで見ていたらストーリーの深さにビックリ。



アメリカのドラマって言うと、(多分見ていた映画が全部そうで)ドンパチしまくって勧善懲悪ハッキリしてるんでしょ?というイメージがあったので本当にビックリ仰天しました。侮ってはいかんのだ。




結構見ていない話は多いけど、ともかくどれに至ってもこのドラマは全体的に重いです。


刑事ドラマというよりもヒューマンドラマです。
前もレビューしたので同じような文面は避けますが
詳しいことはWikipediaを参照してね☆




私が何故そんな重いのを好んで見るかというと、他人の不幸を味わいたいから~とか鬱々しくなりたいから~とか、そんな理由で見ようとは思っていません。

恐らく向こうのアメリカでは「黒歴史」であろう社会情勢を包み隠さずアリのままに描いているからです。
福祉、人種差別、同性愛、いじめ、戦争捕虜、DV、児童虐待などなど。


今でも問題提起されていますが、その事件当時の社会情勢を明確にリアルにテーマにしていてそりゃあ見ていて気持ちの良いものじゃありません。


でもそういった酷い情勢は別段大昔のことではなく、つい最近まで普通に行われていたことで、今でもそういった
風習は少なからず残っていたりする。だから恐ろしい。



昔は良かった、とよく言いますが
こう思うのは自分がまだ青いからかもしれませんが、私は少なからず悪いことを認めている今の方がはるかにマシな時代だと思うんです。





私がここ最近見て特に印象的だった話はシーズン3の「人形」。
(題名だけだとなんのことか全く見当付きませんが)
1954年に躁鬱病で精神病院に入院した母親の話です。

1954年というのがポイントで、当時は精神病は全く解明されていなかった未知の病で、いろんな治療法を試行錯誤で行っていたみたいですね。母親が氷風呂に長時間浸からされている描写があります。

その母親が退院して息子に一刻も早く会いたいが為に、ロボトミー手術を受けて最期には吹雪の中公園で息子が大切にしていた人形を持ちながら凍死する というお話。



「ロボトミーって頭の中スッキリするんでしょ?」という母親の台詞が忘れられません。



この話をきっかけに詳しく調べて見たのですがロボトミーとは、精神障害の治療法の一つで大脳前頭葉の一部を切り取る手術のことです。当時は鬱病や統合失調症などを呈するものに適用しましたが、人格変化、抑制の欠如、無気力、などといった回復不能の副作用が起きた為現在では禁忌とされています。


なんとも恐ろしい手術が行われていたけれど、実はそんな昔でもない。



中学や高校の保健の教科書は何故か精神病のことがほんの少ししか載っていないのですが、ロボトミーのことは載せるべきではないでしょうか?





シーズン1で、「蝶々」という有名なエピソードがあります。


貧しい母子家庭で、愛人や父親に身の拠り所を求めるも駄目男で生活保護を受けるのですが

その社会福祉局の人間がロリコン野郎で、娘に手を掛けるというとんでもない屑であった。(他の子にも同じ手法でやっている。)

でも逆らうと生活保護を受けることが出来ないどうしようもない状況で、ロリコンに娘を取られてしまうと絶望を悟った母親は娘と一緒にビルから飛び降り自殺をする というお話。





娘は死亡したが、母親は記憶障害になって生きていて、娘がどうなったか覚えていない。











もうナベのライフはゼロよ…ッ!!




他にも「黒人だから」という理由だけで差別を受け続け猥褻行為をされたのに警官に相手にされない、警官達のリンチに合い首吊りをさせられ死亡した「チェス」という話や

ぽっちゃりの女子がパーティーに誘われて行ったら、ぽっちゃりだからというだけでパーティーの中でいじめられ笑い物にされて、最終的にそのパーティー会場が火事になってぽっちゃり女子が焼死する「小屋」という話や

恐慌時代に子供を産んだ女性が男に捨てられる「花」という話や


当時同性愛が認められていなかった時代のゲイの警官の「相棒」という話や
(これはやたらホモォホモォ言っている人に見てほしいなあ…なんでホモォって流行ったんだろう。)



好き勝手やっていて嫌な奴だったけど、死期がどんどん迫るにつれて弱気になっていき妻に思い出を語りながら病室のベッドで亡くなる男「ルイーズ」という尊厳死をテーマにした話や



いや ちょっと もう 勘弁して下さい。



という位に重々しいエピソード満載です。





シーズン1の序盤の辺りはまだ刑事モノっぽくて、「普通」な印象ですが、回が増すにつれてどんどん物語に引き込まれる…言葉を変えれば話が重くなっていきます。
演出面もコレがまた巧くて、回想シーンは当時の雰囲気を出す為に意図的に画面の色調を変えています。

更に事件が起きた時期のヒット曲(懐メロ)を多様しています。これがDVD化出来ない一番の大人の事情なのですが、この手法があったこそのコールドケースだと思います。



脚本が練ってねってあるもんだから、どうしても他の番組を見るとクオリティを求めてしまうんだな。


可愛い女の子が活躍するのも見ていて気持ちいから良いんだけど、そろそろシリアスで社会派なアニメも見てみたいと思うんだな。
ナベが攻殻機動隊を好むのはバトーさんが可愛いっていうのもあるけど、そういった風刺的部分もあるからなんだな。





今では民放放送していませんが、また是非深夜帯でもいいから放送してほしいです。








テーマ : 海外ドラマ
ジャンル : テレビ・ラジオ

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Author:ナベ
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