悪魔のリドル振り返り ちたひつ思ひ出ポロポロ

あいや〜悪魔のリドル最終話、とんでもねえ〆でしたね…。お前はそれでいいのか!って言いたくなるくらい綺麗に収めました。でもたまには、そんな無理矢理感あるB級アクション映画のような終わりも悪くはない!3ヶ月とっても楽しめました!
雑な展開もあったけど悪魔のリドルも感動出来る部分がありました…。それは上記の画像でお察しの方もいる通り、桐ヶ谷柩と生田目千足ペアの関係。
そんなわけで今回はこの2人限定で悪魔のリドルをちょっくら振り返りたいと思います。
以下ネタバレ全開注意!
1話

初登場時。1話見た当初では気にも留めない2組でした。
仮の寮長兎角さんにノリノリで付いて来た晴ちゃんに「おやすみなさい」と言うちびっ子こと桐ヶ谷柩。兎角さんに小学生と間違えられます。クマちゃん持ってるよ…隣の人お姉ちゃんに見えるよ。この頃はまだ平和だったんだよ…。
因みに千足さんは1話だけ喋り方が違います。声優の三澤紗千香さんは今作で初めて知ったもんですが、千足のキャラを模索中だったのかな?
桐ヶ谷の声優は内田愛美さん。見た目は小学生だけど、声はちょっとハスキーでロリロリではないのが新鮮。リドルは全体的に新人声優さんが多いんすね!(無知
4話

何故かわからんけど桐ヶ谷は視聴者に男の娘なんじゃないか?と疑問視されておりまして、それにご丁寧に答えるかのようにわざわざ女子トイレから出て来るシーンがありました。いやぁ…どう見ても女の子だと思うんだけどなあ。
3・4話くらいで三澤さんの演技も落ち着いてきます。確かここは晴ちゃんに「テストどうだった?」と聞かれてた所だったかしらん。返答の仕方が超普通だったので、「あれ、意外とこの2人マトモじゃないか?」とナベが思い始めた頃でございました。

手だけ見ると親子みたいだよなぁ
2人はよく手を繋ぐシーンが描写されます。千足さん曰く「(方向音痴の)桐ヶ谷が迷わないように」らしい。今となっては方向音痴も本当かどうかはわかりませんけど。小さい手と大きい手で、恋人繋ぎみたいに露骨な描写じゃないのがポイント高いです( ´ー`)b
5話

困り顔の千足さん
文化祭で演劇「ロミオとジュリエット」をやることになり主役に抜擢。この頃は誰もロミジュリが伏線になってるなんて思いもしねえぜ。
しえなちゃんに演技面でしばかれるロミオ役千足さん曰く「こーゆーのはガラじゃない」らしい。ボーイッシュな見た目に反して根は女性らしいというギャップ萌えを悪魔のリドルでよおく理解したこの頃です。


実際ロミジュリって台詞多いし、難しいですよね。文化祭で選ばれたとしたらクラス総員やる気ないと出来ないと思います。
有名な「ああロミオ、どうして貴方はロミオなのですか?」「貴方がそう望むのなら、私はもうロミオではない」劇中の台詞は、訳によっていろいろ異なります。新潮文庫版では「ああ、ロミオ様!なぜロミオ様でいらっしゃいますの、あなたは?」となっております。
6話

「一緒に探してあげるよ」の言い方が優し過ぎてヤバフィス
6話「綺麗な花には□□がある」はメイン回。素直に感動した。キャラ株爆上げした。6話で退場かよちっくしょう!2話くらい使って欲しかったです。
序盤は2人の出会いのシーンから始まります。バス停で迷っていた柩を見かけ助けた千足。1話では相棒同士かと思っていましたが、意外と付き合いは短いんですね。ロミジュリもたった数日間の恋だったことを踏まえると納得。


「桐ヶ谷のような子が黒組にいるのは心配だ…」
千足が黒組に来た理由は恩師の娘を殺した冷酷無比な毒殺犯「エンゼルトランペット」を探して始末する事。お約束のように柩がエンゼルトランペットその人です。
黒組にいる時点で何か裏があるのは間違いないでしょうけど、仲睦まじく一緒にいた結果誤認してしまったのでしょう。「デスノート」の夜神総一郎が息子を一切キラだと疑わなかったみたく、近しい人程裏の顔はわからんもんかもしれません。

ジュリエットの衣装可愛いでスワー
楽屋内で台本を読んでいて千足の喋りに反応せず。エンゼルトランペットの事を聞いてからこんな調子なので、内心悩んでいたのかも。哀しそうな顔をしてるのが何ともね…。

ジュリエットの衣装は恐らくオリビア・ハッセーのをモチーフにしているのではないかと。

話が反れますが、フランコ・ゼフィレッリ監督の「ロミオとジュリエット」は話や台詞がわかりやすく音楽がスンバらしいのでオススメでございます。ロミオの衣装も参考にしていそうです。
この後盛大にしえなちゃんをPOISONで倒しますがそのシーンは割愛します。

笑顔超可愛い。
ヒロイン級のスマイルに星五つ頂戴!
わしはこの時確信した…リドルの真のヒロインは桐ヶ谷だと。
あれだわ…こんな可愛らしい子が毒殺犯で自分の仇なんて、どうしても思えんわ…。何かの間違いだわ…。


6話で燃えたシーン 良いコンビなのに敵同士…違う環境で出会っていればなあ。それでこの2人主人公でもいいと思うんですけどどうすっかね?あ ダメっすか。
しえなちゃんの演技指導のおかげで、めっちゃ演技上手くなったロミジュリ。こんなに演技上手いクラスは学園祭でありません(経験上)。正義感に燃える千足さんは、一ノ瀬晴をエンゼルトランペットだと誤解してしまいます。


冷酷な顔と声で淡々としているけど「観客の皆さんがお待ちかねですよ」と言いながら戻る際、哀しい顔をしている桐ヶ谷を見る事が出来るよ。もうどうしようもなかったんかもねえ
で、晴が自分の仇だと勘違いしてしまった千足に、兎角がタイマンで挑む!何気に千足さんの剣捌きが見事。暗殺する一面も見てみたい。
それはともかく誤解すればする程千足さんが気の毒になってきましたわ。いや、本当に、マジで良い人で桐ヶ谷のことは全く疑っていないんですよねえ…。普段は冷静だけど自分や友達のことになると周りが見えなくなる人だろうか。


見た目は大人っぽいけど、中身は年相応で女子高生らしい感情の変化というか、人らしい。暗殺者には勿体無いです本当
桐ヶ谷本人からエンゼルトランペットだと告白を受けたものの、信じることが出来ない千足は、柩愛用くまちゃんの背中ポケットからPOISONを発見し、残酷な現実を確信せざるを得なくなる。
あーもうすげー可哀想
この時の千足さんの葛藤する表情が哀し過ぎます。なんでや、何で愛情注いどった大切な人が自分の仇なんや!



「私とあなたは敵同士。所詮、結ばれぬ運命」「ならこうするしかない!」
ロミジュリとシンクロした展開は思わず手に汗を握ってしまいました。恩師の仇を打とうとする使命感と、柩に対する愛情に葛藤し揺れる…。千足が柩を殺そうとするのは使命感もあるけど、暗殺者としてのプライドもあるんじゃないでしょうか。兎角が「アイツも暗殺者だからな」と言っていましたし。


「これが私の役目なんだ…」「それでいいんですよ千足さん」
2人の対比する表情がもの凄く好きです。ここの表情見たいが為にDVD買おうか迷っている自分がいるんですけど、どうしようかな。3巻だけ買おっかな!特典サントラらしいし!



そして短剣に自ら貫かれる!!おおぅ…
この時の柩ちゃんの幸せそうな表情はSAIKOUだけどSO SADでしたね。
柩の願いは「千足と共に過ごす事」だと鳰の口から告げられます。
何故千足のことを愛したのかは作中詳しく明示されていませんが、自分の汚れた手を繋いでくれた唯一の人だったからなんじゃないかなぁ…と思います。
漫画版では柩は千足の事を「純粋過ぎて目が曇っている」と指摘していました。純粋無垢そうに見える自分に比べて、本当に純粋な人に良い意味でも悪い意味でも惹かれたのかなあなんて。ま、柩の真相については漫画版に期待しましょう。

「私はお前の事を何もわかっていなかった…」
まるでロミオのように真面目な千足さんは毒を自ら呷ってしまいます。

ずっと「桐ヶ谷」と名字で読んでいたのに、最後は「柩」と呼び捨てにするのはニクい。
正義感が強くて真面目で情熱的で大切な人を守ろうと無我夢中で…もう千足さんが主人公でもいいです。2人の偽りではないお互いの純愛さがすんごく伝わって来て、不覚にも感動してしまいました。まさにロミオとジュリエットでしたわ…。今まではちょっと気に止めとく程度だったコンビでしたが、6話の悲劇的なインパクトの強さから一気に好きになりました。
12話

最終話でビックリ
生きてたファーーーッ
(「ファー」は「わー」みたいなもんです)
いやいや、ここ見た時本当↓状態だったもん。リドルすげぇわ、英さんのサイボーグ設定とか予想の斜め上行き過ぎてまいるわ。

うん、確かに生きていることに超した事はないけど6話の心中シーンすっごく感動してウルっと来たわけですね。何十回見たかわからん位心に打たれるもんがあったんですわ。それで、生きてるってのはあの素晴らしいシーンが台無しになってしまうのではないか…云々かんぬん。そんなあれこれ悶々としてしまうのでした。
だが…
表面的に見ると「ああ生きてたねえ、良かったねえ」とか「心中シーンは何だったの?」とか「お前らは死んどけ」とかそういう感想になってしまうので、ちょっとだけ改めて見てみましょう。どうしようこれで2人の人気下がったら…

「林檎、いかがですか?」にうんともすんとも言わず反応せずの千足さん。ああ…3話みたく「僕も白米は好きですけどね」「私もだ」の和気あいあいとした会話はもう聞けないんですね…。
2人が心中した意図って、「お互いは仇同士である」残酷な現実を逃避したいってのもあったと思うんです。だったらせめて、死んで縛られている使命や運命から抜け出して地獄で共に生きようぞ、幸せな夢を見ながら心中する筈…だったと解釈致しております。
それで心中は未遂に終わりました。
あっしゃぁ思うんだけどね、2人とも生きてる事によってずっとお互い仇同士の現実を直視しなければならないわけでさ…。もしかしたら死んだ方がよっぽど幸せで、生きてる事の方が凄く辛いんじゃないかなあなんて感じました。
余談だけどデビルマンレディーの4話位でアスカ蘭が「生き続けろという方が地獄のこともある」とかなんとか言ってたのを思い出したよ!

もう何だよこの哀しい顔。痩せてるし。
6話見直すと喜怒哀楽豊かだったのに、全然表情なくて覇気がなくて軽くショック。千足さん優しくて良い人なのに報われなさ過ぎるだろ。その他諸々ハッピーエンドなのにすげー後味悪かった…
しかし…うーん、暗殺者とは言え若干15歳の女の子が心中未遂か…肉体的にも精神的にも相当ダメージデカいだろうに。もうやめて!私の推しキャラのライフはとっくにゼロなのよ!

やはりリドルの真のヒロインは桐ヶ谷である
柩ちゃんは本当に千足さんの事好きなんだなあ。泣けてくるわ
全然喋らない千足さんに、健気で気まずそうに話す柩ちゃんを見ると切なかったです。柩の喋り方を察するに、千足はずっと素っ気無い感じっぽいし。12話で2人のシーンは1分くらいしかないんですけど、凄まじくリピート再生してます。
そりゃあねPOISONして毒殺する柩が悪いんだけど、暗殺の道を選ばなければ千足と出会う事もなかったし、悲劇的な運命というのがピッタシ来ますわ。

「こんなことを言う資格が私には無い事はわかっている…」
千足も柩に対する愛情がまだ残っているみたいだから、赦したいか赦さないかでいろいろ思い悩んでいるんだろうなあ。
今までのように手を繋いでくれたここの場面に地味に感動した。きっと今までずーっと素っ気無くて目も合わせてくれなかったのに、前みたいに手を差し伸べてくれてすっごく嬉しかったに違いないとか妄想が広がるね。
1話から手を繋ぐ描写をちゃんとクローズアップしてきたから、最後にこういったシーンを入れる事で余韻が増すなあと思いました(上手く言えてません。
主人公兎角と晴はわだかまりも消えてハッピーエンド☆でしたが、対比するようにこの2人はこれから葛藤したり悩んだりするのでしょうね。哀しいぜ…。
振り返り感想
あーこの2人切ねえ…。

最終話の無表情ぷりがマジで哀しかったので千足さんの笑顔がまた見たいです 後この頃に比べて元気なさ過ぎてて見てられません
文化祭で無邪気にキャッキャウフフしていたあの頃のようには戻れないと思うと何だかオラ哀しくなって来たぞ。
こんな感じなので、兎角と晴目線だと凄く綺麗なハッピーエンドだけど、千足と柩にとってはシビアな〆かなと。2人にとっては生き地獄なのかもしれません。
でもこういった敵同士で愛憎混じった関係は、どうしてか私は好物です。(BLOOD-Cとかデビルマンレディーとかは極端だけど)この苦渋な関係が切なさを醸し出してて良いっスワー…。
2人の出番は今までちょっとずつしかありませんでしたが、敵同士である関係を知った後に見ると、仲が良いシーンも虚しくなってきますわ。首藤おばあちゃんが言っていた「知らぬが仏」が効いてきます。
愛故に憎み葛藤する…一筋縄では行かず、ならば全ての縛りから解き放たれ地獄で共に生きようぞとしても逝けず生かされたこの2人はこれからどうなっていくのでしょう。軽く一本映画描けるレベルなのでスタッフさん、スピンオフ作ってください。
オマケ

「わしの青春はこれからじゃ」
(意訳してます↑)
昔の男を吹っ切って青春を謳歌する決意をしたおばあちゃん超カッコいい。おばあちゃん潔くて大好き。取り敢えずまだ血なまぐさいルート真っ直中な香子ちゃんを早く助けてあげてください。後この2人にお中元なり贈ってあげてください。
スポンサーサイト