苦悩する女性キャラに惹かれる

アナと雪の女王は良い映画でしたね!
活発で天真爛漫な情熱的なアナ、大切な妹や周りの人を傷つけまいと常に己の力を隠し続けて押し殺していたエルサ、今回はディズニー初のWヒロインがとても良いキャラをしていました。
姉妹の深い愛情も特筆すべき点なんですけど、私はエルサの孤独を選び続ける哀しいキャラクター像にもうメロメロにやられてしまいました。
寂しそうな表情をしていて、己の運命に苦悩や葛藤するキャラクターって、人間味が溢れていてとても魅力的に感じます。エルサ以外にもそんなキャラクターいたような…
というわけで今回はナベの好きなキャラクター像
苦悩するお姉さんをアニメ、実写問わずご紹介します。
(男性キャラも選ぶともう数えきれんくらいになってしまうので女性キャラ限定にします)
「バイオニックウーマン」ジェイミー

平穏な日常を送っていたジェイミーは彼と一緒にドライブ中に交通事故に合い、「バイオニック手術」を施されサイボーグのような身体に変えられてしまう…。
自分の意志とは関係なく全身改造を施された主人公の葛藤、苦悩。また、ジェイミーにも妹がおり、大切な妹は巻き込みたくないが為に自信の力を隠し通します。その妹がちゃらんぽらんな奴で、姉ちゃんは必死に身体張って戦ってる対称的な図が良かったですわ。
結構面白いドラマでしたが脚本家が途中でストライキ起こしたらしく1シーズンの8話位で打ち切られてしまいました。strikeNOOOOOOO!!!
「零〜刺青の聲〜」黒澤 怜

プレイではなく動画をみて知りました。お許し下さい…!
婚約者を交通事故によって亡くしてしまい、自分だけが生き残ったことを苦悩したり、自責の念に駆られたりしています。大切な人に先立たれ、残された人の葛藤が「零」シリーズの醍醐味だそうで。怜さんも良いキャラをしていますが、深紅ちゃんも哀しいキャラをしていますね。「零」シリーズ、怖そうだけど一度プレイしてみたいです。
「攻殻機動隊」草薙素子

話しているバトーさんではなく向かい側を眺めている少佐を映す場面。
脳みそ以外を全身改造(義体化)した自分は本当に生きているのか、自分なんて者はとっくの昔に死んでいるのではないか…。自分自身の存在意義を見つけようとする主人公草薙素子こと少佐の孤独が作中に描かれていました。「イノセンス」ではそんな彼女を愛したバトーの孤独が描かれます。
少佐の悶々とした無表情さも癖になるというか、「何考えてるんだろう…」なんて興味が湧いてしまいます。無表情でも、哀愁漂う姿が切なくなります。終盤の戦車とのバトルでは、身を滅ぼしてボロボロになるまで戦う少佐がとても格好良いです。一つの仕事に対し全力で真摯な姿勢の少佐素敵。あの戦闘シーンの緊迫感は並大抵ではねえぜ…。
「PERFECT BLUE」霧越未麻

アイドルを脱退して女優としてお仕事するようになったけど、オファーがどキツいもんばかりでもうメゲそうな未麻ちゃん。アイドルの自分の幻影が見えるようになります。嫌な仕事も周りに迷惑かけないが為にやってのけ、自宅に帰って泣き喚くシーンは見ていて辛かったです…。岩男潤子さんの声も相俟って凄く応援したくなってしまいますね(ええ、あの声はタマランです。
「少女」から「女性」へ成長する過程もしっかり描けているのがとても良い。
「ブラック・スワン」 ニナ・セイヤーズ

ダーレン・アロノフスキー監督作品。監督自身は否定してますが、前述した「PERFECT BLUE」と相違点が多いです。
人生をバレエに掛ける日々を送っているバレリーナの主人公・ニナは次の公演「白鳥の湖」で白鳥役・黒鳥役の二役に抜擢される。生真面目で几帳面なニナは白鳥役には向いていたが、自由奔放で官能的な黒鳥役に上手く表現出来ない…。
そんな彼女が担当に「性的な欲求が足りないYO!」と
まー見ていてドンヨリしました。ニナの性にたいする欲求がどんどん強くなっていって、幻覚も見ていく演出は上手かったけど、ニナちゃん踏ん切りがとても悪いんですよね…。「ブラックスワン」に至っては個人的に対称的なリリーちゃんの方が好きでした。最後はニナにとってはハッピーエンドだったのでしょうか。
名探偵コナン 灰原哀

元々は黒ずくめの組織の一員でアポトキシンっていう身体が小さくなる薬を開発した有能な科学者。薬を人間に投与しまくる組織や実姉も殺害されたことに嫌気がさして、組織を裏切ります。正体がバレないように自身も身体を小さくしています。確かこんな感じだったはず。
最初はクール一直線のミステリアスな危なさそうなキャラでしたが、段々周りに打ち解けていく哀ちゃんはええですね。黒ずくめ共にいつバレるかヒヤヒヤしていたり、クールだけど本当は仲間想いだったりもう良いキャラ過ぎます。さりげなくコナンを気遣う描写も多々あって、実質コナンの相棒としても成り立ってます。
「天国へのカウントダウン」は姉ちゃんに対する想いが切なかったです。
(以下蛇足)
ちょっと前のコナンレビューでも叙述しましたが、コナンに出て来る女性陣は本当に魅力的ですよねえ。でもコナンで一番好きなキャラはなんだかんだで佐藤刑事です。
もうええねん…例え劇場版で内容が幾ら無茶あろうが、爆発しまくろうが、コナンが大人の事情にしゃしゃり出ようが、佐藤さんと高木君の活躍が見れればそれでええねん…(恋愛はナシで)。後哀ちゃんの冴えプレイが堪能出来ればええねん…。
(以上蛇足完)
「デビルマンレディー」不動ジュン

過去のレビュー
苦悩するお姉さんキャラ殿堂入りしたくなる。
ファッションモデルとして生活を送っていた女性が無理矢理デビルマンレディーとして覚醒させられ、獣狩りに引っ張り出されるひでぇ話でした。兎に角アスカ蘭が全部悪いと思います。
不条理な運命に弄ばれるジュンの苦悩や葛藤が終始焦点に当てられます。暗くて重々しい雰囲気や難儀な主人公に辟易しちゃう人がいるのも無理ないです。
でも「私は獣じゃない!人間よ!」と言うジュンと
「うっせーおめーは獣だ!とっととビースト殺せ!」と言うアスカの正反対な掛け合いも中々面白いです。
最近GyaO!で最終話見ました。最後まで自分自身を愛せなかった主人公…。多分今のアニメだったら何らかの救済余地はありそうですが、徹底してジュンに対して救いが無いのが何度見ても哀しい…。私はそんな主人公に感情移入しまくった為「デビルマンレディー」の評価は爆上げです。
他にも一杯いそう…今思いついたのはコレくらいです。
苦悩して悶々するお姉さんはいいね!なんだか応援したくなっちゃうんだねきっと!そんな私のメロメロレビューは暴走しそうなのでこの辺にてお開きにしたいと思います。
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