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イレイザーヘッド感想


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今日は久しぶりに映画の感想です。
デビット・リンチ監督作品の「イレイザーヘッド」を見ました。


まず大体のあらすじ



フィラデルフィアの工業地帯で働く印刷屋の職工ヘンリー(ジャック・ナンス)は、ガールフレンドのメアリー(シャーロット・スチュワート)から子どもを妊娠したことを告げられる。しかし、生まれてきた赤子は恐ろしい姿で、異様な泣き声で彼らを苦しめる。やがて、生活に耐えられなくなったメアリーは家を飛び出してしまう。
Yahoo!japan映画より)




カルトムービーとして名高いデビット・リンチ監督の長編デビュー作品。
少人数のスタッフと共に製作し、個人資金と5年もの歳月を掛けて完成させた映画です。


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さて感想はというと…不可解・悪夢・不気味。
前々から個性的な男優のパッケージに惹かれてど〜っすかな〜の長年悩んだ挙げ句漸く見れたものです…しかしまあ、なんとも不気味な映像の数々。
出て来る登場人物がどいつも此奴も何かおかしい!!!
重苦しいモノクロフィルム、耳障りなノイズ音、何から何まで人を不安定にさせる要素満載!!これは確かにカルト映画の金字塔と言われるだけあるぜぇ〜ッ!(内心はかなり精神的にキてます)この映画見る前に、「思い出のマーニー」見て心から癒されたのでそのギャップが凄まじいものです。


「胎児」のメタファーがマジでグロテスクに描かれているので妊婦さんには絶対にオススメしません。はなっから全開に見せつけて来るので、人によっては生理的に嫌悪感が増すかも…。カラーだったらもう絶対見てられない。結構映画って、見る時期によって解釈や受け取り方が変わりますけど、そこそこ客観的に見れる今見ておいて良かったと思います(高校生の頃見ていたら変な影響を受けていそうだ笑)


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そして極めつけとなるのが赤ん坊ですね。この映画の主体とも言えます。
上記の画像でも映っておりますが、ねえ、その、どう見ても人間に見えない、鳥の赤ん坊のような…。毎度ドアップで映してくれます。いや〜リンチ監督やってくれますわ、勘弁してほしいわん。何やら撮影には牛の胎児を使用したとの噂があるそうですが、監督の口から未だに真実を告げられていないそうです。気になりますわ…。


リンチ監督の実体験が元となっているそうですし、主人公が突如「父親」になることに大しての拒絶反応が全て赤ん坊のビジュアルに投影されて、敢えて奇形な姿にされているのかもしれません。

因みにこの赤ん坊、姿こそはアレなんですけど夜泣きもシクシク静かに「ビぇ〜…」っと泣いたり、主人公が場を離れると泣いて、側にいると泣き止み、場を離れると泣いて、側にいると泣き止みの天丼ネタもやってくれたり(もしかして監督が笑いに誘っている?)、その度に瞑らな瞳で涙目に見つめて来たり…

あれ…?もしかして可愛…い?
と思わせてくれることもあったので、「赤ん坊」を全面的に悪夢の対象としているわけではないんだなーと感じました。



お話としては全く持ってわけがわからないと言う事もなく、育児に対する困憊感や疲労感、親になる事に対しての拒絶感といったタイムリーなテーマでもあります。幼児虐待や育児ノイローゼといった話は昔から今でも絶えずに残念ながらあるもので…この映画がカルト的に人気を持ったのも、現代に充分通用する普遍性があるからこそなのかもしれません。

意外と映像的に「意味がないものもある」シーンもあるそうです。
もしかしたら「ハァ…育児やれってったって嫁出て行くし、俺一人どうしろってんだよ…」てな感じのリンチ監督自身の鬱憤を断片的に繋ぎ合わせた映像なのかもなーと思いました。私はこの線で推したいと思います笑



このようなモノクロで不気味、奇妙でグロテスクな作風となると「鉄男」、「アンダルシアの犬」を彷彿とさせました。

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この2つの作品も第一印象が「よくわからん」映画でありまして、物語もあるんだかないんだか、不可解な内容です。但し、実験的な映像表現にいつのまにか虜にされることもあり、時折見たくなってしまう現象が起きてしまう恐れもあります。

「イレイザーヘッド」も強烈な印象を受けました。
もしかしたらまたあの悪夢を見たくなってしまう映画なのかも…とは今はまだ思えないですが。



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テーマ : 最近見た映画
ジャンル : 映画

ナベ的印象に残ったCM集

だいぶ涼しい気温になってきました。そろそろ番組も秋シーズンに掛けて変わる時期です。

ナベは最近民放TV番組はめっきり見ませんが、時として何かしらいい感じのCMが見たいが為にボーっとTVを流す事があります。
ちょうど時期が事に、後期の授業で印象に残ったCMはを1つ挙げよ、という課題がありまして。その時は1つしか出せなかったもので、この際ブログでもナベが印象的だったCMを取り上げて行きます。
あくまでも”印象に残った”ものですので、内容や質の善し悪しはあまり基準にしていないのでご了承ください…ッ!

では早速スタート!






エスキモー・ピノ



Perfume3人がとことんキャッキャウフフしているというPerfumeファンことパフュクラにはたまらないCM。楽屋でミュージックビデオを撮影する前の様子もCMとして流している辺りがナイス☆

このCM当初はPerfumeファンでもなんでもなかったんですが、シークレットシークレットの曲も良いし、ピノを美味しそうに食べている3人がイイナ〜なんて思いました。思えばこのCMでPerfumeの事気になり始めたのかも。おかげさまで今やすっかりパフュクラの一員ですね!
ピノのイメージカラーの赤とPerfumeの白い衣装が上手い具合にマッチしている感じなので、またピノのCMキャラクターやってほしいです。ピノのことは昔の記事でも書いたね!




サントリー 烏龍茶



学校の授業で紹介された際、ハッキリ思い出したCM。
変に凝ったメッセージ深いものよりも短時間でパッと見せるCMの方が好きです。サントリーの飲料系CMは、飲みたいな〜と思わせる演出が上手だなと。忽那汐里が髪をほどいて烏龍茶を飲み、烏龍茶の透き通った色を見せるコンパクトな流れがヨロシ!





サントリー 伊右衛門



時代劇風CM。
なんとも和風な…美しいCMですね。お茶が飲みたくなってくるなあ。日本ならではの要素を集結させた上品な作品。伊右衛門夫婦のまったりとした喋り方にクセがないのが素晴らしい。久石譲の音楽がまた美しい事!シリーズ化も納得の完成度です。最近はちと見掛けないので新しいCM制作願います!





ペプシマン



泣く子供の為に、ティーンエイジャーの為に、イチャツくカップル共の為に、ペプシを求める人々の為に彼は走る!その名は、
ペプシメェエエン!

兎に角アメリカのどっか(推測)で何処からともなくノッペラボウで光沢ツヤのあるマッチョメンが景気の良い音楽と共に走ってやって来るCMは衝撃的でした。ちょっぴりドジッ子☆属性を弁えている所がポイント高いです。コカコーラに喧嘩売ってるのはブラックジョークとして取っていいのでしょうかね…。
前に置いた伊右衛門のCMと方向性が真逆でいとおかし。





ACジャパン あいさつの魔法



東日本大震災直後のテレビCMは全て自粛され、怖いCMがかなり多いことで有名なACジャパンの「こだまでしょうか」とこの「ぽぽぽぽ〜ん」が延々とリピートされました。多くの方がこのCMに洗脳されたことでしょう。今考えると、CM殆どがコレって恐ろしいな。

記憶に新しいので即刻印象深いCMと言うと「ぽぽぽぽ〜ん」が出ましたが、真面目に見てみるとあいさつが大事な事はわかるけど「ぽぽぽぽ〜ん」って何なんだ、この微妙なデフォルメキャラクターは誰がデザインしたんだろう…とかいろいろ謎の部分は多いです。





KINCHO 虫コナーズ



学校の授業で紹介されたCM。多分こんな感じのクレームが一杯来てるんだろうなあ(笑)
それよかキンキョーのCMって日常の端的な所を映していて、派手さは決してないけどジワジワと笑いを誘うというか、フフっと笑えてしまうのが面白いです。主演している人も有名な芸能人ではなく、おばちゃんや外国人のママン等、絶妙です。





ロックマンゼロ



未プレイですが、いやもう、ただ単純に、ゼロかっこいいと思いまして。
ロックマンゼロって、今までのロックマンとだいぶ雰囲気が変わっていますよね。
今はそんなに目新しいことではないですけど、TVCM用にアニメーションを制作して流すことに感動しましたわ。アニメでやってほしいな〜!なんて熱望した物です(ただ、ゲーム派生のTVアニメは当たらないジンクスがあるらしいです)。



ゼルダの伝説ムジュラの仮面



あなたはまだ仮面のこわさを知らない…。
怖い。特に2番目の仮面がユラユラしている奴。因みにゲームやっている子供は若かりし瑛太君です。
見た当時はまだ小学生2、3年位でした。おっはー☆でお馴染みおはスタ☆の番組はよくゲームやアニメのCMやっていたので、その中にも当然の如くにゅるりとムジュラの仮面も入ってきました。

ゼルダは時のオカリナ、風のタクト、トワイライトプリンセスはプレイ済みですが、元々ゼルダの世界覧は同じ任天堂系列のマリオと比べて少々禍々しい雰囲気。その中でもムジュラはキャッチフレーズが「滅びる運命にある世界」で音楽、CMが他のゼルダ作品に比べて独特の恐怖感を演出しています。

そもそも幼い頃の自分にとっては、「仮面」の存在自体不気味めいたもので、それが画面上絶叫と共にドアップで映し出されるんですからたまったもんじゃないです。だって夢の中でも仮面出て来たもん…未だその記憶があると言う事は当時相当怖かったんだろうなあ。





メトロイドプライム



こちらもマリオやポケモン等ライトな任天堂系列の作品と比較して、シリアスで重圧な作風のゲーム作品。これもおはすた☆で何気なく流れてて、ビックリしたなあ…「何だか怖そう!」な印象でした。
今見てみるとナレーションの「目に見える物だけを信じるな」がカッコいいです。BGMも滅茶苦茶カッコいい。メトロイドのCMはフュージョンとゼロミッションも衝撃でした(それよかメトロイドはCMの完成度全部高いのかも)。

プライムは些かプレイしたことある身ですが、この一人称視点が中々酔うんだな…。主人公サムスも全く喋らないし常に1人で行動の上、道中出会う連中が襲って来るばかりのエイリアン擬きなので会話が出来る人間に出会わないのが淋しかったですね。しかし、任天堂ブランドの中でも異色な雰囲気を放つCOOL!な作品だと思いますわ。3DSで新作を是非出して欲しいです。





メトロイド other M(海外版)



かっけえ…。
パねぇ!ゼロスーツのサムスがスーツ装着するシーンと、そこから流れるバイオリンの旋律パねぇ。
海外のCMは上記に挙げたペプシマンとか爆発オチのゴリ押しボディシャンプーのCMとか、無理アリ感満載な印象があったもんですが、こちらはとても丁寧に制作されていて好印象。

メトロイドは海外ではキラータイトルだそうで、近年発売した「other M」ではこの力の入れよう。メトロイドは日本国内ではあまり売上が宜しくないそうですけどこっちを国内で流してた方が良かった気がする。
このレベルで実写映画化やって欲しいなあ。でもたまに海外が手掛ける実写映画化はドラゴンボールみたいな例もあるし、一概にやってくれとは言い難いですが。
しかし、リドリースコット監督が手掛けたプロメテウスなんて、かなりメトロイドに近い物があったから、ヴィジュアル面では充分出来そうなものだと思ふ。








感想


だいぶ思い出補正+ゲーム系が多い…。ゲームボーイアドバンスの頃、ゲームの方向性が自由な感じでイケイケドンドンでいろんなゲームCMやっていたので印象に残っているのかもしれませんね。今のゲームCMは芸能人が魅力を語ったり、家族でゲームしてたりなのであまり記憶にないのかも。
飲料系はサントリーが圧倒的。載せていない動画だと小雪と菅野美穂が主演していた角ハイボールも好きです。「ウィスキーが、お好きでしょ」の曲が雰囲気に合ってます。

映画の予告編も載せたいところでしたが、あまり載せてしまうと重くなってしまうのでまた次の機会にします。



テーマ : CM
ジャンル : テレビ・ラジオ

それはきっとドラゴンボール

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カメィハメィ破はAED活用も出来るのじゃ。



Filmarksで最近自分が観た映画一覧見返したら、ここら市川崑監督の金田一シリーズ見てまして。邦画ならではの映像美や物哀しさってすっごく良いなあと思ったわけですね。何しろラストシーンの余韻深さに浸れてね。

で、まあ要するに最近真面目な映画ばかり観ていたので、ちょいとお一つ路線変えて気分転換でもしよっかな!と思ってレンタルしたきたのがコレ!
実写版ドラゴンボールです。


これは久々の触感…ッ!

※過去の触感→実写版デビルマン



レンタルする前からわかってはいたのです。
これはもはやドラゴンボールとは別次元の作品だと。


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何しろご親切な事に、キャッチコピーで至極丁寧な警告を促しているのだ。

それでも私は、警告を無視し、自ら無法危険地帯へと丸腰で駆け抜けて行ったのだ、レンタル代100円(+消費税)を犠牲にして。新たなるダメ映画アクション映画の世界を閲見するのに何の資格が要ろうが。
コピーライターさん貴方の選んだキャッチコピーは何も間違ってしませんでした。

今回はネタバレは避ける方針で、簡単な紹介とおなべ感想文に止めます。







大体のあらすじ


かつて2000年前、地球は侵略者触角なし緑色メイクのナメック星人ピッコロ大魔王に破壊寸前まで追い遣られた。しかし大魔王は七人の戦士たちによる”MA☆HU-BA”の術によって幽閉される。

時は現代
普通の力を隠し、高校生として平穏な生活を送って来た主人公孫悟空チャラ男、18歳の誕生日にじっちゃんこと孫悟飯を何者かに殺害されてしまう!

犯人は2000年の眠りから目覚めたピッコロ大魔王だった!
ピッコロは7つのドラゴンボールを集め、またもや世界征服を目論んでいるらしい。

孫悟空はピッコロの野望を阻止するがべく、ドラゴンボールを察知する”ドラゴンレーダー”を持つブルマ、じっちゃんの遺言により出会った中途半端なスケベ親父武天老師金髪チンピラ盗人ヤムチャと共に修行をし、ドラゴンボールを探す旅に出るのであった。






~ここが凄いよドラゴンボール・エボリューション~

・悟空が高校生なんだよ!


取り敢えずキャラクター画像を淡々と載せて行きましょう。

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孫悟空・ブルマ
タレ目で筋肉ムキムキじゃない悟空を悟空と思えと言うのですか。だって彼が「アイアムゴクゥー」言うんですもの!何がどうあったってそう思うしかないじゃないですかぁ!
ブルマは百歩譲って赦す。だが忘れてはいけない、これはドラゴンボールだと言う事を。



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ピッコロ大魔王
中ボス位のヴィジュアル。瞑らな瞳と綺麗なまつ毛、きっと続編ではツンデレ気質になって、なんやかんやで味方に付くポジションだね!
ドラゴンボールが軽い。大きなビー玉みたいなのだ。



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武天老師
亀仙人…らしいが、おじさん。中途半端なスケベさでキャラ付けがイマイチ。


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ヤムチャ
悟空やブルマは前情報があったので覚悟は出来ていましたが、金髪チンピラが作中出て来て「誰だコイツ」と思ってた矢先に「俺はヤムチャだ」と名乗って絶句しました。



・チャラい悟空

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まぁ、ビジュアル面に関しては言及しても埒がいかないので次にいきます。
高校生の悟空は修行相手のじっちゃんに「モテるコツ教えて」衝撃な発言をします。こんなこと言う悟空を一番見たくなかったよ!
修行面でも根気がなくズルもします。オラ、つええ奴と戦けえてぇ!(CV野沢雅子)の確固たるイメージが音を立てて土砂崩れしていきます。

悟空のナヨさで何度かシークバー止めかけたけど戦いはこれからだ。


・妙チクリンなアジアン設定

始めの辺りにキルビルの「ヤッチマイナ!」を彷彿させん片言日本語が炸裂します。この際ハリウッド映画では頓珍漢な日本語は日常茶飯事のような気もするので気にしないのが吉だ!早くウルヴァリン-SAMURAI-を目に掛かりたいものです。
きっとチャイニーズやジャパニーズを混合しているのかもしれない、だから作中「ナマステー」の挨拶がされるのも、ごく自然なことなんだ(無理矢理納得。



・KAMEHAMEHA出番うす味

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悟空の必殺技「かめはめ波」が実写でも沢山見れるにちげぇねぇ!
と期待MAXでありましたが、作中かめはめ波は2度くらいしか出番はありません。一回目は亀仙人がAED活用します。嘘を言っているのではありません。



皆様もこの作品の前評判はそこそこお聞きになっていらっしゃるかと思われます。何しろ原作は国民的大作天下のドラゴンボールです。今でも尚ファンを獲得し続けているモンスターメディアですよ。

正直なところ、別段私は原作とキャラクターの設定が違っていて、別物を製作するのも賛成派なもので。それは過去、デビルマンレディーという漫画と全く異なったほぼオリジナルアニメでありながらも、原作愛を強く持つデビルマンを新しい解釈に仕上げた一例もあったからです、今日もまたレディーのリメイクを待つのである。

そもそも原作も長編で、そこから搔い摘んで原作に沿った作品を製作すると言うのも難しいものでしょう。話をわかりやすく仕上げる為にも、悟空が高校生であったり、ピッコロ大魔王を侵略者としたり、そのような変更もちゃんと1つの作品になっていれば良いと思うのです。

しかし、「ドラゴンボール」から放して、客観的に今作を見てみるとどうなるでしょうか。





・悟空、微妙
演技力があまり…なところもありますし、主人公としても熱い情があるってわけでもなかったし成長もあまりみられなかったし、どうも魅力に欠けてしまいます。


・CGファイト
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しかし、この作品46億円くらいの制作費だそうですが、それにしてもCGや背景美術のお粗末感が拭えないのです。”気”のエフェクトがモヤモヤ〜っとした湯煙か湯気のようでそれ本当に威力あるのかと。色彩はとても美しいですけれどね。戦闘シーンも凄まじいアクションを期待していたのですが、もろワイヤーアクション+カンフーなのでどうにもB級アクション映画領域に見えてしまいました…。血肉湧き踊る筋肉ムキムキな空中戦は夢のまた夢です。


・説明不足なところとわかりきっとるところ

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前述したあらすじの「ピッコロ大魔王が2000年前に地球破壊寸前まで追い込んだ〜」の一連。まずプロローグで説明します。同じ説明が後に二回程あります。もうそれ知ってる!わかりきってるから!

作中過剰な説明ばかりかと思いきや、かめはめ波の解説も特にナシだったり、大猿や悟空の出生の秘密も唐突な台詞説明だったりしてあまり世界覧に入り込めません。


・世界観狭い
「七つのドラゴンボールを集める」オラ、ワクワクすんぞ!な要素があるのにどうにも壮大な冒険活劇にならず。ドラゴンレーダーが便利過ぎる上、道中困難な壁が左程ないので淡々と感じてしまうのかもしれませんね。何だろう、名探偵コナンの劇場版の難事件もたった一日で解決してしまう物足りなさに似た感触でした。


・キャラの唐突な感情変化

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一番う〜ん…となってしまったのは、ともかくキャラクター同士の打ち解け合いが唐突なことです。始めに悟空がブルマを仲間にする辺りも説明が抜けているのに簡単に協力し合うし、ブルマとチンピラヤムチャは何でか知らん間にラブラブになります。コイツらはいつ分かち合ったんだ!?
いや、きっと私が見落としたんだな…ヤムチャにはきっと等身大な魅力がそこはかとなくあったに違いないんだ。


・ピッコロさん
台詞も少なく悪役には一癖足りないです、が個人的に結構好きです。ハリウッド映画の悪役に有り勝ちな、部下に対して酷い仕打ちや切り捨てをする外道ではなかったのが意外。終盤の辺りにスヤスヤ寝ている大魔王には必見だ!







感想

別物と捉えても微妙だった…

実写版デビルマンは一応原作のキャラで、エピソードを作中で超強引であるものの完結させていたのに対し、実写版ドラゴンボールは全く別物になってしまい、原作愛が殆ど感じられなかったのが哀しかったところです。あ、いや、決してデビルマンを擁護しているのではなく。
元々三部構成らしいので、続編ありきで終えてしまう今作だけを単体で評価してしまうのもアレなのかもしれませんが、続編は未だ発表ないしなあ…。それにしても、ワイヤーアクションの軽さはもう少しどうにかなったのではないかと思います。

まだ見終えたばかりなので、ちと残念な感想ばかり続いてしまいました。もう少し時間を置けば…これもアリかと思える…のか!?

珍映画好きな方は要チェックだ!だが原作を少しでも愛してる方は見ない方が身の為だ!

※Filmarksでの短編感想も書いてあります。




テーマ : 実写版ドラゴンボール
ジャンル : 映画

思い出のマーニーに期待



近日公開のスタジオジブリ最新作「思い出のマーニー」
ポスター時点の段階では左程気に止めていなかったのですが、予告編で一気に興味が湧いたぞえ…。
予告で映画を観たい!と思ったのはBLOOD-C以来だぞ!(BLOOD-Cは賛否両論の嵐だけども。)


キャッチコピーは
「あなたのことが大すき。」
今までもジブリはストレートなキャッチコピーが印象的でした。予告編でも「あなたが好きよ」なんて台詞が出てきますし、今回の作中のテーマは「愛情」「繋がり」なのかなあと。
12歳の思春期真っ盛りで心を閉じ込めた少女杏奈が、謎の少女マーニーとの出会う。2人の少女の一夏の思い出…公式サイトのあらすじ読む限り、思春期の主人公の心情や成長を焦点に当てた映画なんでしょうね。ジブリはファンタジー系から最近は遠ざかっていますが、落ち着いたヒューマン系なドラマを米林監督がどう料理してくれるのか、楽しみです。




勝手ながら予告編で好きなシーン↓


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マーニーが杏奈の肩をグイっと寄せるシーン。
これ杏奈の顔が赤くなってるんですね。2人の交流はどんな感じに描かれているんだろう。
たまたま公開時期が一緒になったってこともあるけど「アナと雪の女王」といい「マレフィセント」といい最近は男女のロマンスではなく、女性同士の心の繋がりや絆を描くことがテーマなんだろうか。

でもジブリではこれまで鬱憤の溜った思春期の孤独の少女が主人公の作品はありませんでしたね。魔女の宅急便のキキは年頃が近いけど、前向きで明るく人と仲良くなりやすい女の子でしたし。
宮崎監督は魅力的ですが、年のわりには結構出来過ぎなヒロインが多かった気がします。だってトトロのサツキちゃんとか凄くね?小学生で弁当自分で作るとか凄くね?長女でお父さんがああだとは言えあんなことわしだったら出来ん。
米林監督はアリエッティでも物語の良い悪いは別として、年相応で流されやすいヒロインをちゃんと描けてるなあなんて思いました。今作では杏奈の心理描写にも注目したいです。


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階段を走って登って転けかけた杏奈の手をパッと手に取るシーン。
超素敵。
マーニーの金髪が掛かって見えない表情とか、腕の微妙な細さとか、手の大きさとか、構図と作画がふつくしいっす…。
倒れてしまいそうな自分の心を掴んでくれるのがマーニーだったのかなあなんて。ま、アレです。自分が嫌いで嫌いで仕方のない泣きたい時に手を差し伸べてくれる人がいたら、凄く心の救いになると思います。妄想含めた想像がすっごく広がるね!早く全編見たいね!


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マーニーの透き通るような青い瞳に吸い込まれてしまいそう。
予告編でも言われている謎のキーワードが、マーニーは杏奈の夢に出て来た少女にそっくり、ということ。マーニーは果たしてどんな存在なんでしょうか。本当の親友なのか、自分が作り上げた夢なのか…。




主題歌Fine On The Outside の歌詞も主人公の心情とリンクしているんですね。まったりとした素敵な曲です。個人的にアリエッティと同じく海外のアーティストを採用する米林監督の方針は中々良いと思います。





「マレフィセント」観た時は全く別の予告編が流れました。いやね、これ↑もなんですけど予告編観ただけで切ない雰囲気がガンガン伝わって来てウルッと来てしまって…。自分が甘ちゃんということはわかっとるんですけど。涙腺脆い人は泣くらしいから劇場行く日はタオルの用意しておこう…。

マーニー…良いわ、楽しみです。世間では百合百合しいとか言われてるけど、百合だろうがなんだろうが素敵な作品が観れたらわしゃ満足であります。

テーマ : ジブリ
ジャンル : 映画

アナと雪の女王〜いろいろお喋り編〜

只今私めはアナと雪の女王中毒、即ちアナ中に見事掛かっております。観てからそろそろ一週間が立つというのに、毎日「Let it go」最低二回聴かないと落ち着きつかないこの始末です。
映画でハマったのはかれこれ「BLOOD-C the last dark」以来です。おかしい…熱冷ます為に「レゴムービー」をサービスデーで観に行ったのに、全然熱が冷めんぞ!

そんなナリでなんですので、前回の記事で書ききれなかった事を含めて今回はアナと雪の女王を語り尽くしたいと思います。




以下ネタバレ注意!!





アナと雪の女王あらすじ

お姉ちゃんが真夏の国を真冬に変えてしまいます。





「Let it go」


こちらはなんと25カ国語を滑らかに編集したもの。


まず、今作を観ていない方もご存知の方も多い「Let it go」について少し検討。アカデミー賞で主題歌賞を受賞したように、非常にクオリティの高い楽曲となっております。
歌の内容としては、自らの隠し持っていた力を制御出来なくなり王国を冬に変えてしまったエルサが、雪山で1人、力をありのまま解放出来る事に喜びを見出す…のような感じ。
映画視聴前クリップ映像のみ見るとエルサが悪者っぽい印象でしたが、歌詞を読むとどうにもわけありっぽいことがわかります。

アナと雪の女王では、今までのディズニー映画で必要不可欠だったわかりやすい悪役がいないんですね。こちらの記事によると、なんでもエルサは最初は悪役だったそうですが、「Let it go」の楽曲が機能した途端、物語の構想を全部変えたとか。
キャラクターを善悪両分割するのではなく、自分の力や行き先に迷う人間味のあるキャラクターにしたのは英断だったと思います。

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英語だと「ここは私の王国よ」日本語だと「二度と涙は流さないわ」の部分。氷の結晶が美しい。


MVを何度見ても飽きないのは楽曲の完成度の高さもありますが、音楽にマッチした映像表現が素晴らしいことでしょうか。前回の記事でも触れましたが、ディズニーはキャラクターの表情の豊かさが逸脱です。
ションボリ(′・ω・`)→。('-'。)(。'-')。ワクワク→バンザーイ\(^〇^)/
の変化が上手い(顔文字でやるととても簡単である)。


本編の流れからして「自分はこれから一人で生きていこう」と宣言している歌なので、終盤の自信ありげな表情もどこか自分に言い聞かせているように見えます。日本語歌詞だと「これでいいの」と二回も言っているので、些かそう解釈出来ます。
だから本編見ると結構哀しい決意をした歌だなあ…と私は思います。エルサの孤独を表した歌なんでしょうね。





・エルサのキャラクター

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こんな表情してるのは本編で「Let it go」位で、後はほとんどションボリしてた印象。

今までと一味違うディズニー13番目のプリンセス・エルサ。妹を傷つけたくないが為に、距離を置き力を隠し続け孤独に生きて来た…とてつもなくディズニーとはナンセンスそうなキャラです。
また、会ってすぐ婚約する!と宣言した妹のアナに「まだ会ったばっかりでお互いの何がわかるっていうの?お姉ちゃんはそんなの認めません!」なんて今までのディズニープリンセスストーリーをひっくり返す台詞も言います。現実まさにその通りなのに、ディズニーでこんな台詞があると少しだけ違和感があるのは、やはり映画の魔法に私が掛かっているからなのでしょう(無理矢理納得。


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この後化物呼ばわりされてエルサカワイソス。
台詞の代わりに、心中は表情で語るようなキャラなのですが、劇中いつも力に怯えたような表情をしていて、垣間見せる笑顔も憂いがあるというか…。助けてあげたくなります。

大胆発言をするアナに困惑してしまい、魔力を制御出来なくなり国を真夏から真冬に変えてしまいます。雪山に逃げざるを得なくなり、誰かを傷つけるくらいなら孤独に生きていた方がいいと望み「Let it go」を高らかに1人歌うのです。
そんな一人で全てを抱え込もうとする他者愛に溢れたエルサ姉さんには、わたくしもうメロメロです。たまりません。前回姉妹はどっちも大好きとか言ってたけど、前言撤回させて下さい(もちろんアナも好きです、ハイ。


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ここの辺のシーンで
「王国が冬になったけど、エルサなら戻せるでしょ?一緒に帰ろう!」と健気に言う妹に
「無理よ…やり方がわからない!」と言って力をまたも暴走させてしまうんですね。王国と妹を思って孤独を選んだのに、結局自信の力のせいでアレンデールを冬にしてしまった…自分の選んだ道は無駄だったと悟ります。哀しいぜ…。

言い方悪いですがエルサってディズニープリンセスで最もメンタルモロいですよね。いやいや、今までのプリンセスが勇まし過ぎたのもあるし、それは彼女が繊細で誰よりも心優しいということでしょう。その心意気が上手く行かず、皮肉にも国を冬に変えてしまったのが辛いところです…。


・触れたものを凍らせる力

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「I'm sacred, it's getting stronger!」幼少時代可愛い
パッパとマッマもエルサの魔力を恐れていたのかもしれないね。

しかし、氷の魔法は果たして「危険」なだけでしょうか。
氷作れるし、真夏にかき氷食べ放題だし、いい所だって一杯あるはず!アナを魔法で傷つける前は、雪だるま作ったり一緒に遊んだりしてました。その頃はエルサも魔法を使い熟せていましたし、きっと妹が喜んでくれる魔法に誇りも持っていたのではないでしょうか。

力で事故が起きてしまったのは事実ですが、この一件で氷の魔法を「悪・危険なもの」と認知させたのがいけなかったのかなあと。そう考えると、外部の交流を遮断し、魔法が自在に操れるようになるまで部屋に閉じこもらせた両親の教育は間違っていたかもしれませんね。
生まれつき持った魔力…言い換えると才能、個性となるものを押さえ込んで制御出来るかって言うと出来ないと思います。
ああ、親御さんの善かれと思っていた事が娘に大きなプレッシャーを与えていた…哀しいかな、子育ての現状を示唆しているようにも見えました。


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「What are you so afraid of !?」「I say enough!」で魔力発動。
氷の形、色はエルサの心情を具現化したものに見えます。トゲトゲした氷は、自分に近づかないでくれと言っているかのようでした。

エルサ姉さんは自分の力を激しく呪ったり、はたまた他人のせいには決してしないんですよね。特別な力を持つ者の苦悩、葛藤は数多くの作品で描かれています。普通は「あんたに何がわかる!」なんて八つ当たりするもんですが、エルサ嬢は自分の生まれ持った力を受け入れるしかないという感じです。


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「赤=恐怖」の象徴かな?動揺すると氷が変わっちゃうんですね。
戦闘シーンの琥珀色は「怒り」を表しているらしいですが、危機・危険とも取れます。う〜ん、色の表現が巧い。



・真実の愛について

多くの作品がテーマにしてきた「愛」。アナと雪の女王でもテーマとなっております。

最近のディズニーは古き良き設定もちゃんと生かしながら、一般人にも共感し得る現代的な設定も取り込んでいます。「塔の上のラプンツェル」は主人公と出会う男性キャラが盗賊でその上チャラ男、原作のグリム童話から現代的な内容に大きくアレンジされていますし。
そして今作では「真実の愛とは男女間の恋愛だけではない」という所に行くのですよ。
王子様のキスではなく、姉妹愛を結末に持って来た今作では、とても意外性を感じましたね。

序盤のミュージカルは見て取れるように、この映画は2人の姉妹の対比がよく見れます。アナは外の世界に憧れる解放、エルサは力を隠す抑圧、戴冠式の服装からも読み取れます。あくまで「姉妹」を主点にぶれず、ファンタジー要素に子供が楽しめるだけではなく、寧ろ大人にもハッとさせられる、はたまた考えさせられる現代に通じる物語は素晴らしいの一言です。

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「アナと雪の女王」を百合映画だと仰る方をたまーに見かけます。
様々な意見があって当然のことですが、今作は「恋愛だけが愛ではなく家族愛や姉妹愛も真実の愛となる」という話だと私は思っているので恋愛思考が入り交じった「百合」は些か違うかなと。ユリスキーな自分が言うのも変な気分だぜ!百合映画スキーなら近日公開の「アデル、ブルーは熱い色」を観に行くんだ!









見事「アナと雪の女王」にメロメロにやられてしまったので、いろいろ長々とお喋りさせていただきました。ご清聴ありがとうございます。これを機にゴジラ映画だけじゃなくてディズニー映画も網羅したいなあなんて思ってしまいました。そう、友人に「ゴジラとディズニーどっち見ようか」と言ったら即刻でディズニー勧められることもありますので、ディズニー映画も今後ちょくちょく見ていきたいデス☆
私がアナ中から解かれるのはいつになるだろう…。





・おまけ

こちらのリンク先で面白いものを発見。

NAVERまとめ:アニメと全然違う!アナと雪の女王、初期のキャラクターデザイン
ロケットニュース24:ディズニー新作映画の映像がネットに流出!?

二つ目のリンク先で、公開前海外メディアが明かしたあらすじだと冷酷な雪の女王と心を通わせるために、妹が頑張るお話だったそうですが、今のと話もキャラも全然違うのに驚き。
しかしアナは左程変化がないのに対してエルサのキャラ変わり過ぎでしょう。これもまた姉妹の対比だというのかそうなのか。
まあ、前述した通りエルサってあっけらかんの真逆な、真面目で謙虚で心優しい、今までのディズニーとはだいぶ異なったキャラですよね。どちらかというと日本のアニメキャラにも近いというか。

企画から製作まで随分時間を掛けたと聞きます。雪の女王をどう表現するか長く突き詰めていったのでしょう。ディズニーのキャラ作りの真摯さにも感嘆であります。

テーマ : ディズニー映画
ジャンル : 映画

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