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鬼公子炎魔

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今日紹介する作品は、2006年制作神戸守監督のOVA作品
「鬼公子炎魔」です。





あらすじ

炎を化生とした炎魔(えんま)の使命は、魔界より逃げ出した「魔」を狩ること。
そのためにパートナーの雪鬼姫(ゆきひめ)、情報収集担当であるカパエルと共に人間界で探偵をしていた。人間界のさまざまな事件に立ち向かう。





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原作漫画では少年と少女です。

原作は巨匠永井豪の「ドロロンえん魔くん」で、このOVAは「もしも子供だったえん魔くんが大人になったら」がコンセプトとなっているものです。原作では子供だった登場人物が全員成長して大人になっており、それと比例するようにコメディ色も一切排した本格的ホラー作品になっております。


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1973年にはアニメ化もされています。脚本家は辻真先・上原正三等と豪華メンツ。何でもアニメ版はギャグよりも怪奇色が強くなっているのだとか。2011年には「Dororonえん魔くん メ〜ラめら」も制作。


キャラとコンセプトは原作から取り、話自体は完全オリジナル。OVAは全4巻です。1・2巻では話が独立しており、3・4巻は前編、後編と構成されています。



主要人物


炎魔
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CV:徳本恭敏
青年に成長したえん魔君。炎を操る。閻魔大王の命令で人間界に逃れた「魔」を狩る。しばらくぶりに人間界にやって来たらしく、近代化した街並に1巻の時点では慣れていない風貌を見せ(雪鬼姫も同じく)、探偵として動くことにしている。今作ではダークヒーロー色が濃い。
幼馴染みの雪鬼姫の事を内心大切に思っているのだが、どうにも女癖がだらし無い面が見られる。その度雪鬼姫に氷づけにされるお決まり。



雪鬼姫
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CV:千葉紗子
大人に成長した雪子姫。成長して名前を「雪鬼姫」に改名したらしい。炎魔には「雪ちゃん」と呼ばれている。氷・雪を操る。
炎魔の良きパートナーでもあり、彼に特別な感情も抱いている…のだが、女癖がどうにもだらしない炎魔にヤキモキしたり鬱憤が溜っている様子が伺える、若干思春期入り。
魔の取り憑いた人間に、同情心や憐れみを見せる面もある(炎魔はその辺りは逆にドライである)。



カパエル
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CV:佐藤せつじ
河童の妖怪。人間界に長らくいる様子でかなり馴染んでおり、キャバクラでバイトもしている。携帯でメル友のさっちゃんとよく連絡を取り合っている(メールが、作中の事件の情報源となる事も多い)。人情(?)に熱い性格で、人間のさっちゃんのことを大切に思っている人間味溢れる妖怪である。



シャポ爺
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CV:長島雄一
「闇などいない人間などいない…」
炎魔の頭の上にいる帽子型の妖怪。かなりお年らしく、作中よく寝ている。が、勘の鋭さはピカイチで、魔の気配を度々察し、他のメンバーの行動を移させている。シャポ爺が稀に発する台詞が、物語の結末(オチ)を示唆さていることも多い。



主要人物4人が、人間界に蔓延り人に取り憑く「魔」をあれやこれやで探し出し、正体を現した所を取っ捕まえるのが物語の筋となっています。

特筆すべき点は人間界の、つまり日常の風景描写。ホラー色が強めと前述した通り、色彩は全体的にトーンが暗く、影も殆ど真っ黒で、日常風景も「今にも何かが出そう」と不穏にさせる空気が醸し出されています。ホラー映画顔負けの恐怖描写・音質にも注目です。

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神戸守監督は「エルフェンリート」でとても有名な方で、エログロの筋道を随分とお鍛えになられたのか、今作でも視聴年齢制限必須のシーンが満載です(流石にエルフェンリートよりかはグロ描写は控えめになっているのですが)。
まあエログロ描写に関しては、原作者の永井豪御大も大得意とする分野でもあるので、大人向けの本作には必要不可欠な要素でもあるでしょう。



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実はこの作品、一番要とも言えるのが人間界の話。つまり「魔に取り憑かれた人間の虚しさ」で、全編基本は様々な事情を持った為に「魔」に心を奪われてしまった 哀れな人間キャラが登場し物語を展開させていきます。
その為に、人間ドラマは中々ドロ暗く虚しく出来上がっている反面、逆に人間の出番が多いため炎魔達の出番がどんどん少なくなっていく点があるのです。

1〜2巻では、探偵として炎魔達があれやこれや裏で奮闘する様子も見られるのですが、3〜4巻に置いては、人間達中心にドラマが展開され、ラスト付近に正体を現した「魔」と対峙することになり、言わば狂言回しの存在(オチ担当)に近くなってしまっているのが特徴です。他の作品で例えると、笑うせぇるすまんの喪黒さんのポジションでしょうかね。

因みに、私は失礼ながらも「ドロロンえん魔くん」シリーズは全く触れていない、謂わば本作がシリーズの初見で、人間達ドラマや炎魔の立ち位置にも感心して見ていました。
ですが、少し調べた所によると、やはりえん魔くんシリーズは、炎魔と雪鬼姫2人の掛け合い・互いを想いやるコンビネーションが要ともなっているようで、ファンの方々からすると、あまり出番が多いとは言い辛い本作では物足りなさもあるようです。


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炎魔達の出番が少ない点では、初見の自分でもほんの少し思う事があります。
基本人間ドラマが中心に進む本作は、個々の物語のクオリティーは非常に高いのですが、別に「鬼公子炎魔」で特別やる物語ではないのかもしれない、と言う事。魔物(本作の「魔」)に取り憑いた人間の話ならば、「吸血姫美夕」でも「犬夜叉」でも違和感が無い話になるかもしれない。ニュアンスが違うならば、「デビルマン」でも「デビルマンレディー」のエピソードの一つでもおかしくないかもしれない。

やはりその辺りは、本作にしか出て来ないキャラの持ち味で、印象深さが変わって来ると思うので、炎魔達の掛け合いをもう一つ増やしていれば、ファンの方々も初見の私も、もっと満足のいく作品になっていたかもなーと思います。

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人間達のエピソードは誰も彼も徹底して救いがなくて、最後も思わずヒヤリ(内心、別に根は悪い人でもないのにこれはちょっと可哀想なんじゃないの…?とは思っている)。
「1度心を魔に委ねた人間は奈落に堕ちてしまう」メッセージ性もあったと感じました。夏の暑〜い時期にピッタリです(記事書いた現在では真冬なのですが)。


原作やえん魔くんシリーズ好き(特に主要キャラ2人)のファンの方は、消化不良の面もあるかもしれませんが、ホラーテイストの物語はとても完成度が高かったです。ホラーアニメが見たい方は是非。

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テーマ : アニメ
ジャンル : 映画

星の子ポロン


今日紹介する作品は幻のカルトアニメ「星の子ポロン」です。


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「僕、星の子ポロンちゃんだよ!」


少し前にTwitterの方で「みんなが認めるマジ○チアニメって何?」といった類いの話題でこの「星の子ポロン」が挙げられ、興味を抱いたものです。ニコニコ動画の方で10数話動画が挙げられているので見たのですが……まるで展開の意味がさっぱりわからなかったです。凄いです。

超展開で有名な「チャージマン研!」と双璧を並べても良いインパクト(寧ろそれ以上)を感じたので、この際ブログでも取り上げて少しでも多くの方に知って頂ければなーと、思います。
(本当は今公開している「リトルプリンス-星の王子さま-」から連想して本作を思い出したというのはここだけの秘密)




本編の内容は、「社会で守るべき最低限のルール」を題材とし、子供を対象とした教育アニメです。
主人公のポロン以外の登場人物は動物です。

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主人公のポロンちゃん。cv.野沢雅子
何処からとも無く空からやって来て、頭からビームを発射して問題をゴリ押しで解決する能力を持つ。
たまに騒ぎを起こした動物どもに説教、もしくは鉄拳制裁を喰らわすシビアな面もある。
「バカだなあ」「それにあんまり強情張るもんじゃないよ」等と一々一言多い。


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作中の動物は大体可愛くない場合が多く、愛くるしいパンダも本編では偽物紛いになる。子供向けアニメなのに可愛くないのは致命的に宜しくない。
大体なんかやらかす。


一番の要としては、本編がなんと約1分半しかありません。あまりに短い時間枠の中に無理矢理内容を要約しているため、ぶっ飛んだ超展開を毎度繰り広げてくれます。

大体私が見た限り、どの話も次のように展開がなされます。
(文章の至る所で甚だ疑問を感じるものがあると思いますが、本編もそんな感じです)

起:擬人化した動物がなんかやらかす
(例:花の信号機に青ペンキを掛けて青信号にする)
承:結果、問題が起きてやばいことになる
(例:信号機が全部青信号になって、交通事故が発生しまくる)
転:ポロンちゃんの何か凄い能力で何か元通りになる
(例:青信号になった信号機を元に戻す)
結:やからした動物共にお灸を添える
(例:「2人ともいたずらはしちゃいけませんよ、わかった?^^」というナレーションが入って終わり)


前述しましたが、こういった起承転結を約1分半でこなす為、ありとあらゆる展開が早く、余韻や考える間を与えません。どうしてそうするに至ったのかという過程が全く意味不明なところと(上記だと何で信号機が花なのかが不明です)、伝えようとする教訓や意図がわかりにくいという難点が全話で見られます。


まあ、説明しても伝わりにくいものもあるので、本編は約1分半なので取り敢えずご覧になって超展開を見守って下さい。







とりあえずどうしても言わせてほしいことがあるので言わせて下さい。




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「これは、花の信号機です」(ナレーション)
花の信号機って何だよ。



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「この信号機に青ペンキかけてみよっか」
「うん、そうしよう〜」
何で青ペンキかけるんだよ。
青ペンキかけて何で全部青信号に変わるんだよ(それはまあ、花だから染まったんやない…?てことか…)。


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「いたずら」じゃ済まねえから!大惨事だから!人死ぬから!
壊れた車もポロンちゃんのビームで修復出来たのだろうか…。



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2話目で車が崖から落ちるシーンでやけに効果音が本格的なところは何なんだよ。そもそもケーキ喰えなかったからってブレーキ壊すなよ。キツネはどうなったんだよ…。

こんな感じに「何でだよ」と思う間もなく、唐突に終わりを迎えるのが特徴です。細けえこたあいいんだよ!感じろ!ってことなのだろうか。

昔のアニメ見ると展開が強引なところもあったり、「子供向けだしな…」て目を瞑るところもあります。
しかし何せ展開があまりにもゴリ押しのため(そもそも1分半は短過ぎると思う)、ナレーションも半分投げやりだったり、問題の元凶たるキャラへ説教・制裁をスルーする話もあったり、ポロンちゃんの制裁が容赦なくかえって教育上宜しくないシーンも多かったり、当時視聴していた子供たちに教訓や意図が伝わることが出来たかは疑問に思う所がどうしてもあります。
また、本編はかなりの低予算だったらしく紙芝居のようなチープ具合があったり、ブツブツとノイズが微妙に入っていたり、微量ながら狂気を感じます。


ニコニコ大百科から抜粋致しますと、1974年頃に北海道文化放送他で放送されていた作品で、全260話あるらしいです。多過ぎです。但しニコニコ動画で数十話発掘されているのみで、2015年11月現在もソフト化されていないので、全編を見ることは不可能ともいえます。今後の動向に期待しましょう。


個人的には「チャージマン研!」、略してチャー研は、一応起承転結はハッキリして(強引で回りくどくはある)、大体登場人物のやりたいことは何となくわかるので、左程キチキチしているとは思っていなかったのですが、こちらのポロンちゃんは登場人物(動物)の意図が読めないケースが多いので、レベルがかなり高いと感じました。しかもチャー研と比較して無駄に声優陣が豪華なのがニクいですね。野沢雅子さんはどういう心境で挑んだのだろうか。


この手の作風を好みとする方は必ずいらっしゃると思いますし、最近のギャグアニメにマジ○チさが足りない!と嘆いている方には、是非見て頂きたいと思う次第であります。もしかしたら謎の中毒性もあるのかもしれない…。みんな見てね〜!




星のポロンちゃんをもっと知りたい方への関連リンク↓

星の子ポロンWikipedia
ニコニコ大百科:星の子ポロン
星の子ポロンまとめwiki
星の子ポロン:感想(評価/レビュー)

関連リンク先の記事の充実っぷりを見ると、ポロンのファンは多いのではないかと察する。また、ポロンファンのことをポロニストと呼ぶらしい。



テーマ : アニメ
ジャンル : アニメ・コミック

マリスドール




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今回紹介するOVA作品は2001年に発売された
「マリスドール -Malice@Doll-」です。





「私はドール。キスしてあげるー」

人間がいなくなり、マシナリーと呼ばれる機械たちだけが残った世界。ある日、マシナリーの一種・ドールであるマリス@ドールの体に異変が起きた。その異変は、まるでマシナリーの主である、生身の人間のような姿になるものだった。 そして、それは、彼女達のいる快楽の園に危機を及ぼす者であった。
(Wikipediaより引用)






何だか風変わりな作品だぞ。

監督元永慶太郎、原案・脚本小中千昭、キャラクターデザイン西岡忍、「吸血姫美夕」と「デビルマンレディー」でお見かけしたスタッフ勢が参加なさっているもので、これは見ずにはいられない!と思いました。確かに雰囲気が似ています。


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パッケージを見てご察し頂けるように、アニメーションは作画ではなく全編3DCGで構成されています。プレイステーション2くらいのポリゴンで、キャラクターがカクリカクリと、時にはヌルヌルと動きます。「人形」を現す上で、アニメ作画とは違い、不気味さや異質さを出すことに成功しています。その分不気味めたさが生理的に来るものがあるので、これもまた人を強く選ぶ作品であると感じます。


どうやら人間が滅びたらしい世界で(説明はとことん少なめでどうして人間が滅びてしまったのかは最後まで謎のままです)、人間に奉仕するためだけに生まれた人形達が、その使命のために生き長らえている世界。退廃した地下世界と、物憂げでどこか諦観した人形達の表情、全体的にアンニュイ漂う空気感も異質なものでした。

好みの分れるもっともたる原因は、人形だった主人公マリスが途中、肉を得て人間のようになります。マリスがキスをすると他の人形も同じように肉を得ます。肉を得た喜び・快感を味わうようになった人形の様子が、まあエロティックで正直R-15相当するため、どうしても…な面はあります(そもそも人形の設定からしてアレなところもある)。

小中千昭氏によるシナリオを読むと、そこまでエロティックではなかったりするんですよね(思わせる描写は多々ある)。見せ方でいとも文章と映像のイメージが変わるのだなあと感じました。



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「私は、ドール…」
終わり方やマリスを人間に変えた「主」の正体や、自分では読解が出来なかった面も多かったです。「主」が何者であるかはわかりませんでしたが、主人公マリスが肉を得て心を持ったことにより、人形として生きてきた・人間達に奉仕して来た今までの自分の行為を嫌悪する・苦悩する、普遍的なヒューマニズムがキチンと描かれていました。ただ抽象的に徹した意味がわからない物語では決してないです。



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「君が見ているものを、私は見たい。」
機械の管理者ジョーがマリスを想う気持ちも切なさがあって良い。
監督が吸血姫美夕を担当している方なので、全体的にキャラクターの喋り方、間の取り方、静けさが吸血姫美夕に相応するものがあります。私は途中のエログロがうひぃとキタのは確かなんですが、登場人物の掛け合いは好きでした。


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「まるで私たちのマスターみたい…」
マリス以外もドールたちは人形なのに、まるで人の心を持っているかのように生き生きしていて「人間の生きていない世界」に「退屈」している様子も伝わって行きます。その「退屈」な想い故に、中盤の濃い展開が繰り広げられていきます。


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「夢を見ていたの……」
人形の時と人間の時の声を使い分けるマリス役の声優さんの喋り方はとてもよかったですね。
3DCGも初めはカクカクしてる印象なのですが、段々慣れて来るので、そんなに気にならなくもなります。西岡忍氏のキャラデザの美しさも関係していると思います。
クリーチャーが中々グログロしてるので、作画より3DCGの方がまだ緩和されて良かったかもしれない、というよりも寧ろ3DCGで良かったとすら思った。

結論を言うと途中の性的な描写とクリーチャーのグログロを乗り越え、世界観に惹かれれば全編も見れます。そして途中の百合百合しさも作品の特徴ですね。それよか内容は云々としても、インパクトがとても強いため、記憶には確かに残る作品ではあります。



似ている世界観と言えば…

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弐瓶勉の「BLAME!」のような悠久を感じる世界(「マリスドール」はキャラの表情が生き生きしているのが決定的な違いとも言えます)


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コアな人気を持つPSゲーム「クーロンズゲート」のポリゴン質量にも似ているかもしれません。退廃的な空気も何処と無く似ているものがあります。


もしも小中千昭さんがローゼンメイデンを担当するとこういう感じになるのかもしれないなあ…とふと思いました。人形が人形のやっていることに苦悩してしまう皮肉が巧い(さすがにテイストは全く異なりますが)。
R-15相応OKで少し変わったアニメーションを見たい方、退廃的な世界観が好きな方にはオススメいたします。




ーーーーーーーー追記ーーーーーーーー



西岡忍氏作画によるVHSジャケットはこちらとなります。

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…アダルティ。VHS(ビデオテープ)なので、実際目にするのはごく稀でしょうね。


テーマ : アニメ
ジャンル : 映画

ナベ的アニメ映画ベストテン

毎年ご恒例である「男の魂に火をつけろ!」のブログサイトでワッシュさん開催の企画…

昨年はSF映画ベストテンでした。(昨年の企画はこちら→ナベ的SF映画ベストテン

今年はなんと、アニメ映画ベストテン!!!


アニメだとう!!
キルビルのように実写映画から一部アニメが使われている映画、クレイアニメ、CG、セル画アニメでもなんでもOKとのこと。

まいったなぁ〜、10点も絞れないぞ…難しいです!
この企画にはウキウキしてたまったもんじゃないですね。アニメ好きな皆さんもブログがなくても参加出来るとのことなので、是非参加してみては如何でしょうか。
それでは早速ノリノリで選んだナベ的アニメ映画ベストテンを10位から順に紹介して行きます↓










10位 キノの旅 病気の国 -For You-

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(2007年制作 中村隆太郎監督)
あにこれのレビュー

今回も昨年の「イーオン・フラックス」みたく誰も選んでいなさそうな映画をお一つセレクト。原作者時雨沢恵一氏がこのエピソードを映画にして欲しい!とリクエストした30分の短編映画(わりかし主人公キノ自身の動機目的が他のエピソードよりも明瞭なので、映画化しやすいのかな?と超勝手推測しております)。
旅人キノと喋るバイクエルメスが訪れた国は超☆清潔で摩天楼がそびえ立つ近未来な国。しかしその国には隠されたある秘密があった…。


若干後味の悪い、最後の余韻を残す物語の〆が邦画のよう。視聴者に想像を委ねる台詞回しが印象的ですね。キノが行く国をもっと見てみたい!と思わせてくれます。
カルト的人気作品「serial experiments lain」の中村隆太郎監督の作風と、本当は怖いグリム童話の如く不気味な世界覧の「キノの旅」は相性が合っています。
アニメ版と制作会社は違うものの、絵柄もクリアになっており取っ付きやすい内容に。ただアニメ版の絵柄がかなり賛否両論(否の方が多し)だったので、ライトな絵柄のこちらの劇場版は埋もれてしまった存在になっているのが惜しいです。




9位 男のゲーム

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(1988年制作 ヤン・シュヴァンクマイエル監督)
過去の記事

選んじゃったよ!!!
シュヴァンクマイエル監督の一癖も難癖もあるグロテスクなクレイアニメ選んじゃったよ!!!
説明しよう、”ヤン・シュヴァンクマイエル”とはチェコ出身のクレイアニメの達人であり、ともかく飯を不味そうに撮ることにはかけては右に出る者はいない、狂気の映像監督である。


この監督の作品、シュルレアリズムの塊のような雰囲気で見ていて意味がわからない狂気的な作品が多いんですけど、「また見ちゃった☆」と思わせる謎の中毒は何なんだ。内容を全て把握するのは監督以外不可能なのではとさえ思う独自な世界覧ですが、クレイアニメーションは素晴らしい。クレイアニメの多種多様な動きが面白いんです。
特にこの「男のゲーム」はクレイアニメならではのハチャメチャなモーションが存分に生かされています。途中に出て来るお菓子はまずそうで美味しそうなのも魅力的だよね!

ただ、クレイアニメとはいえグロテスクであることは変わりないので視聴の際はご注意ください!




8位 BLOOD-C The Last Dark

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(2012年制作 塩谷直義監督)
過去の記事

TVシリーズの続編。黒幕こと文人さんを後一歩の所で逃した小夜は東京に降り立つ。東京が復讐の血で染まる愛すべきB級アクション小夜ちゃん映画
冒険し過ぎたTV版と比較してPG12指定なのにも関わらずグロ控えで小ぢんまりとしてしまった印象です。後10倍はグロくしても誰も怒らなかったと思うよ!!

恐らく初代「BLOOD THE LAST VAMPIRE」は選ばれてはいるであろうけど、劇場版血Cに関しては無言であろうことが察せます。確かに前よりは冷静になって見れるから、ツッコミトコロは一つ二つの騒ぎじゃないし、展開も十も二重も荒々だろうけど、それでも構わん!小夜が好きだ!ということなのでベストテン入り。今ならわかるわー、文人さんの気持ちわかるわー。

水樹奈々さんの舌打ちじみた不機嫌極まりないテンションの低さを堪能出来るのは血Cくらいだと思うので、奈々さんファンは是非全編見ることをおススメします。




7位 アナと雪の女王

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(2013年制作 クリス・バック/ジェニファー・リー監督)
過去の記事)(あにこれのレビュー

いつの間にか、途轍もない記録を生み出してしまったレリゴーでお馴染みディズニー作品。
上映当時は「そこそこヒットするだろう」程度に思っていたので、まさかここまでヒットするとは…。売上関係のことはさておき、今年見た映画からもセレクト。お約束では留まらない新しいディズニー映画路線と、ミュージカルに徹底した古来のディズニー映画路線、古き良き部分もあり新しい側面も見えるスバラシイ映画。

何よりもね、エルサの苦悩するキャラがたまりませんね!CV松たか子のヘニャッとした声がマッチングしてていいですよね。ディズニー映画もいいかも!と思わせてくれた素敵なキャラクターでした。あ、DVDも買いました。




6位 思い出のマーニー

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(2014年制作 米林宏昌監督)
過去の記事)(あにこれのレビュー

ブログでは申し遅れましたが、こちらも劇場で見させて頂きました。
マーニー超可愛い。

今年の夏、公開したジブリ映画からもセレクト。心が揺れる不安定な少女・杏奈が、不思議な存在である金髪少女マーニーと出会うことで、段々と傷ついた心が癒されていく優しさに溢れた素敵な映画。地味ながらも、ミステリー調である展開に目が離せない新しいジブリ作品です。
原作ではわりかし杏奈がマーニーの正体に気付く際あっさりとしているのに対し、映画版では少し誇張されています。その気付くシーンの杏奈の「マーニー…!」の言い方が凄く好き。

前述した「アナと雪の女王」がまさかのロングラン&モンスター級ヒットにより不運なことに客層が若干遠のいてしまったような気がします。CMで
「大好きな杏奈!許してくれるって言って!」
「もちろんよ!許してあげる!あなたが好きよ、マーニー!」
の部分がある意味強烈だったので、本編を見ていない友人達からは「マーニーって何なの、恋愛映画なの?」と三度は言われました。あの予告編は私は感化されたもんですが、少々戦略違いだったのかもしれませんね。




5位 ルパン三世 DEAD OR ALIVE

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(1996年制作 モンキーパンチ監督)

ルパンの映画・TV版は全て網羅したわけではありませんが、この作品が一番好きです。テレビ放送する度に見ていますね。
ハードボイルドタッチな雰囲気、劇画タッチの濃いセル画がもうたまらん!!序盤からのど派手なアクションシーンの数々、余裕ある連携プレイを見せるルパンファミリー、男気のある渋い銭形刑事、滅茶苦茶な戦闘能力を持った悪役将軍、どれも見せ場を欠かさずに描いていて面白い。

最近のTVスペシャル版のルパンは、渋さが足りなくなって来ている気がするのでこちらの路線もやってほしいですね。そこで「次元大介の墓標」という作品が気になっている所です。




4位 機動警察パトレイバー2

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(1993年制作 押井守監督)

いや、もう南雲隊長が素敵過ぎて…。
最初の柘植がヘルメットを脱ぐシーンと、終盤に南雲隊長がヘルメットを脱ぐシーンがリンクしているのがいいですね。

昨年のSF映画ベストテンにも選んだ作品。押井守特有の台詞回し、川井憲次の音楽にツボにハマると抜け出せない社会派アニメーション。今見ると笑いでは済まされない今の日本を予言したような展開があったり…。柘植・南雲隊長・後藤さんの切ない三角関係も見所の一つです。こちらもセル画の美しい背景美術がタマラン!!




3位 パプリカ

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(2006年制作 今敏監督)

これぞ…これぞ正しいツンデレの破壊力!!!

なんじゃこりゃあ!な夢と現実がごっちゃごちゃになった世界を今監督に任せたらこの通り、ジェットコースターのような楽しい映画に仕上がりました。
夢の中の不気味なエグめの世界も、アニメーター泣かせの凄まじいアニメーションも完成度が高く、今見ても見劣りすることはありません。夢の世界がヘンテコで、よくこんな世界観が思いつくなあ…と。
登場人物キャラが立っているので、人間関係も面白い。画像のCV古谷徹の巨漢とCV林原めぐみの2人の関係にも注目です。
この作品が今監督の遺作になってしまったのが本当に惜しい…。




2位 PERFECT BLUE

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(1998年制作 今敏監督)

アイドル脱皮して女優に転進したら仕事酷いのばっかだよちくしょー!!なあらすじに未麻ちゃん頑張れ、マジ頑張れと応援せずにはいられない、主人公霧越未麻の頑張り物語。未麻ちゃんに感情移入しまくっていたら2位にランクインしました。

主演の岩男潤子さんもどうやらストーカー被害に合っていたようで、それも合わせて主人公とベストマッチしているキャスティング。1998年にオタク、ストーカー、インターネットをいち早く取り上げた若干古さは見える物の現代を捉えた映画です。コレを見るとファンが作り出すアイドル像はほどほどに止めなければならないことが教訓に出されている気がします。

アイドルファンの方には見てほしいです。海外ではR-18にレイティングされるエログロ要素がありますが、只のエログロではなく大切な演出の一つなので(ただ監督自身も「やりすぎた☆」と反省している模様)興味がある方は是非。




1位 GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊

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(1995・2007年制作 押井守監督)
過去の記事

昨年と同じじゃねえか!
ごめんなさい、これだけは…!この映画だけは1位をどうしても譲れないんです…。もうね、主人公の草薙素子少佐が魅力的+素敵過ぎて…

SF映画でありながら作品の本質は、全身義体のサイボーグである自分は果たして存在しているのか、アイデンティティを問う本作は、思春期真っ盛りな中高生が見てハマってしまうとドツボにハマり込んでしまう魅惑的な内容です。これは自分でも散々記事にしてしまったので多くは語るまでもないかと。
アイデンティティを探索する孤独感と寂寥感に満ちた作風は唯一無二の作品。90年代アニメ作品に見られる”暗さ”が世界観をまとっています。アクションシーンも”肉体の動き”を意識した迫力ある勇ましさ!!回し蹴りの少佐凄いカッコいいです。


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作品事にキャラも世界覧も内容も物語も異なる攻殻機動隊、度々申しておりますがこの劇場版が一番回数を重ねて見ており少佐が魅力的です。
少佐のキャラクター像にはレポート1枚じゃ足らない造形の深さと味わいがありますね。そして彼女を想うバトーさんの姿にも…。
いやね…最近では滅茶苦茶強いヒロインって多々ありますけど、少佐は徹底して悪霊退散な残虐性はなくて哲学を深めているのが素晴らしいですね。そして時折上記の画像のように中性的な表情をするのがまたタマリマせんねそれと(ry

ようやく実写映画化が本格的に決まりましたね。バトーさんの配役と少佐のキャラクター像が気になるところ。ハリウッド映画に割り方見られるただ強くてタフなヒロインと描写して欲しくはないかなあ…。監督がスノーホワイトの人だそうなのでヴィジュアル面では期待出来ますが、人物造形に関しては不安です(笑)










以上になります!
結果として1位は昨年と同じく攻殻機動隊になってしまいました。でも好きなんです、お許し下さい…ッ!まだまだ多岐に渡って選びたい作品があるので、別途の記事にします。
集計大変だと思いますがワッシュさん、お願い致します。


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悪魔のリドル振り返り ちたひつ思ひ出ポロポロ

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あいや〜悪魔のリドル最終話、とんでもねえ〆でしたね…。お前はそれでいいのか!って言いたくなるくらい綺麗に収めました。でもたまには、そんな無理矢理感あるB級アクション映画のような終わりも悪くはない!3ヶ月とっても楽しめました!

雑な展開もあったけど悪魔のリドルも感動出来る部分がありました…。それは上記の画像でお察しの方もいる通り、桐ヶ谷柩と生田目千足ペアの関係。
そんなわけで今回はこの2人限定で悪魔のリドルをちょっくら振り返りたいと思います。





以下ネタバレ全開注意!








1話

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初登場時。1話見た当初では気にも留めない2組でした。
仮の寮長兎角さんにノリノリで付いて来た晴ちゃんに「おやすみなさい」と言うちびっ子こと桐ヶ谷柩。兎角さんに小学生と間違えられます。クマちゃん持ってるよ…隣の人お姉ちゃんに見えるよ。この頃はまだ平和だったんだよ…。
因みに千足さんは1話だけ喋り方が違います。声優の三澤紗千香さんは今作で初めて知ったもんですが、千足のキャラを模索中だったのかな?
桐ヶ谷の声優は内田愛美さん。見た目は小学生だけど、声はちょっとハスキーでロリロリではないのが新鮮。リドルは全体的に新人声優さんが多いんすね!(無知





4話

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何故かわからんけど桐ヶ谷は視聴者に男の娘なんじゃないか?と疑問視されておりまして、それにご丁寧に答えるかのようにわざわざ女子トイレから出て来るシーンがありました。いやぁ…どう見ても女の子だと思うんだけどなあ。

3・4話くらいで三澤さんの演技も落ち着いてきます。確かここは晴ちゃんに「テストどうだった?」と聞かれてた所だったかしらん。返答の仕方が超普通だったので、「あれ、意外とこの2人マトモじゃないか?」とナベが思い始めた頃でございました。


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手だけ見ると親子みたいだよなぁ

2人はよく手を繋ぐシーンが描写されます。千足さん曰く「(方向音痴の)桐ヶ谷が迷わないように」らしい。今となっては方向音痴も本当かどうかはわかりませんけど。小さい手と大きい手で、恋人繋ぎみたいに露骨な描写じゃないのがポイント高いです( ´ー`)b




5話

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困り顔の千足さんタマランス 髪型描くの難しそう

文化祭で演劇「ロミオとジュリエット」をやることになり主役に抜擢。この頃は誰もロミジュリが伏線になってるなんて思いもしねえぜ。
しえなちゃんに演技面でしばかれるロミオ役千足さん曰く「こーゆーのはガラじゃない」らしい。ボーイッシュな見た目に反して根は女性らしいというギャップ萌えを悪魔のリドルでよおく理解したこの頃です。



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実際ロミジュリって台詞多いし、難しいですよね。文化祭で選ばれたとしたらクラス総員やる気ないと出来ないと思います。
有名な「ああロミオ、どうして貴方はロミオなのですか?」「貴方がそう望むのなら、私はもうロミオではない」劇中の台詞は、訳によっていろいろ異なります。新潮文庫版では「ああ、ロミオ様!なぜロミオ様でいらっしゃいますの、あなたは?」となっております。






6話

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「一緒に探してあげるよ」の言い方が優し過ぎてヤバフィス

6話「綺麗な花には□□がある」はメイン回。素直に感動した。キャラ株爆上げした。6話で退場かよちっくしょう!2話くらい使って欲しかったです。
序盤は2人の出会いのシーンから始まります。バス停で迷っていた柩を見かけ助けた千足。1話では相棒同士かと思っていましたが、意外と付き合いは短いんですね。ロミジュリもたった数日間の恋だったことを踏まえると納得。



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「桐ヶ谷のような子が黒組にいるのは心配だ…」
千足が黒組に来た理由は恩師の娘を殺した冷酷無比な毒殺犯「エンゼルトランペット」を探して始末する事。お約束のように柩がエンゼルトランペットその人です。

黒組にいる時点で何か裏があるのは間違いないでしょうけど、仲睦まじく一緒にいた結果誤認してしまったのでしょう。「デスノート」の夜神総一郎が息子を一切キラだと疑わなかったみたく、近しい人程裏の顔はわからんもんかもしれません。


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ジュリエットの衣装可愛いでスワー

楽屋内で台本を読んでいて千足の喋りに反応せず。エンゼルトランペットの事を聞いてからこんな調子なので、内心悩んでいたのかも。哀しそうな顔をしてるのが何ともね…。


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ジュリエットの衣装は恐らくオリビア・ハッセーのをモチーフにしているのではないかと。

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話が反れますが、フランコ・ゼフィレッリ監督の「ロミオとジュリエット」は話や台詞がわかりやすく音楽がスンバらしいのでオススメでございます。ロミオの衣装も参考にしていそうです。

この後盛大にしえなちゃんをPOISONで倒しますがそのシーンは割愛します。


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笑顔超可愛い。

ヒロイン級のスマイルに星五つ頂戴!
わしはこの時確信した…リドルの真のヒロインは桐ヶ谷だと。
あれだわ…こんな可愛らしい子が毒殺犯で自分の仇なんて、どうしても思えんわ…。何かの間違いだわ…。


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6話で燃えたシーン 良いコンビなのに敵同士…違う環境で出会っていればなあ。それでこの2人主人公でもいいと思うんですけどどうすっかね?あ ダメっすか。

しえなちゃんの演技指導のおかげで、めっちゃ演技上手くなったロミジュリ。こんなに演技上手いクラスは学園祭でありません(経験上)。正義感に燃える千足さんは、一ノ瀬晴をエンゼルトランペットだと誤解してしまいます。


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冷酷な顔と声で淡々としているけど「観客の皆さんがお待ちかねですよ」と言いながら戻る際、哀しい顔をしている桐ヶ谷を見る事が出来るよ。もうどうしようもなかったんかもねえ

で、晴が自分の仇だと勘違いしてしまった千足に、兎角がタイマンで挑む!何気に千足さんの剣捌きが見事。暗殺する一面も見てみたい。
それはともかく誤解すればする程千足さんが気の毒になってきましたわ。いや、本当に、マジで良い人で桐ヶ谷のことは全く疑っていないんですよねえ…。普段は冷静だけど自分や友達のことになると周りが見えなくなる人だろうか。


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見た目は大人っぽいけど、中身は年相応で女子高生らしい感情の変化というか、人らしい。暗殺者には勿体無いです本当

桐ヶ谷本人からエンゼルトランペットだと告白を受けたものの、信じることが出来ない千足は、柩愛用くまちゃんの背中ポケットからPOISONを発見し、残酷な現実を確信せざるを得なくなる。
あーもうすげー可哀想
この時の千足さんの葛藤する表情が哀し過ぎます。なんでや、何で愛情注いどった大切な人が自分の仇なんや!




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「私とあなたは敵同士。所詮、結ばれぬ運命」「ならこうするしかない!」

ロミジュリとシンクロした展開は思わず手に汗を握ってしまいました。恩師の仇を打とうとする使命感と、柩に対する愛情に葛藤し揺れる…。千足が柩を殺そうとするのは使命感もあるけど、暗殺者としてのプライドもあるんじゃないでしょうか。兎角が「アイツも暗殺者だからな」と言っていましたし。




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「これが私の役目なんだ…」「それでいいんですよ千足さん」

2人の対比する表情がもの凄く好きです。ここの表情見たいが為にDVD買おうか迷っている自分がいるんですけど、どうしようかな。3巻だけ買おっかな!特典サントラらしいし!




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そして短剣に自ら貫かれる!!おおぅ…
この時の柩ちゃんの幸せそうな表情はSAIKOUだけどSO SADでしたね。

柩の願いは「千足と共に過ごす事」だと鳰の口から告げられます。
何故千足のことを愛したのかは作中詳しく明示されていませんが、自分の汚れた手を繋いでくれた唯一の人だったからなんじゃないかなぁ…と思います。
漫画版では柩は千足の事を「純粋過ぎて目が曇っている」と指摘していました。純粋無垢そうに見える自分に比べて、本当に純粋な人に良い意味でも悪い意味でも惹かれたのかなあなんて。ま、柩の真相については漫画版に期待しましょう。



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「私はお前の事を何もわかっていなかった…」

まるでロミオのように真面目な千足さんは毒を自ら呷ってしまいます。

2280a732_convert_20140622101331.jpg←自分の気持ち

ずっと「桐ヶ谷」と名字で読んでいたのに、最後は「柩」と呼び捨てにするのはニクい。

正義感が強くて真面目で情熱的で大切な人を守ろうと無我夢中で…もう千足さんが主人公でもいいです。2人の偽りではないお互いの純愛さがすんごく伝わって来て、不覚にも感動してしまいました。まさにロミオとジュリエットでしたわ…。今まではちょっと気に止めとく程度だったコンビでしたが、6話の悲劇的なインパクトの強さから一気に好きになりました。







12話

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最終話でビックリ
生きてたファーーーッ
(「ファー」は「わー」みたいなもんです)


いやいや、ここ見た時本当↓状態だったもん。リドルすげぇわ、英さんのサイボーグ設定とか予想の斜め上行き過ぎてまいるわ。
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うん、確かに生きていることに超した事はないけど6話の心中シーンすっごく感動してウルっと来たわけですね。何十回見たかわからん位心に打たれるもんがあったんですわ。それで、生きてるってのはあの素晴らしいシーンが台無しになってしまうのではないか…云々かんぬん。そんなあれこれ悶々としてしまうのでした。

だが…
表面的に見ると「ああ生きてたねえ、良かったねえ」とか「心中シーンは何だったの?」とか「お前らは死んどけ」とかそういう感想になってしまうので、ちょっとだけ改めて見てみましょう。どうしようこれで2人の人気下がったら…


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「林檎、いかがですか?」にうんともすんとも言わず反応せずの千足さん。ああ…3話みたく「僕も白米は好きですけどね」「私もだ」の和気あいあいとした会話はもう聞けないんですね…。


2人が心中した意図って、「お互いは仇同士である」残酷な現実を逃避したいってのもあったと思うんです。だったらせめて、死んで縛られている使命や運命から抜け出して地獄で共に生きようぞ、幸せな夢を見ながら心中する筈…だったと解釈致しております。

それで心中は未遂に終わりました。
あっしゃぁ思うんだけどね、2人とも生きてる事によってずっとお互い仇同士の現実を直視しなければならないわけでさ…。もしかしたら死んだ方がよっぽど幸せで、生きてる事の方が凄く辛いんじゃないかなあなんて感じました。
余談だけどデビルマンレディーの4話位でアスカ蘭が「生き続けろという方が地獄のこともある」とかなんとか言ってたのを思い出したよ!


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もう何だよこの哀しい顔。痩せてるし。
6話見直すと喜怒哀楽豊かだったのに、全然表情なくて覇気がなくて軽くショック。千足さん優しくて良い人なのに報われなさ過ぎるだろ。その他諸々ハッピーエンドなのにすげー後味悪かった…

しかし…うーん、暗殺者とは言え若干15歳の女の子が心中未遂か…肉体的にも精神的にも相当ダメージデカいだろうに。もうやめて!私の推しキャラのライフはとっくにゼロなのよ!



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やはりリドルの真のヒロインは桐ヶ谷である
柩ちゃんは本当に千足さんの事好きなんだなあ。泣けてくるわ

全然喋らない千足さんに、健気で気まずそうに話す柩ちゃんを見ると切なかったです。柩の喋り方を察するに、千足はずっと素っ気無い感じっぽいし。12話で2人のシーンは1分くらいしかないんですけど、凄まじくリピート再生してます。
そりゃあねPOISONして毒殺する柩が悪いんだけど、暗殺の道を選ばなければ千足と出会う事もなかったし、悲劇的な運命というのがピッタシ来ますわ。



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「こんなことを言う資格が私には無い事はわかっている…」
千足も柩に対する愛情がまだ残っているみたいだから、赦したいか赦さないかでいろいろ思い悩んでいるんだろうなあ。

今までのように手を繋いでくれたここの場面に地味に感動した。きっと今までずーっと素っ気無くて目も合わせてくれなかったのに、前みたいに手を差し伸べてくれてすっごく嬉しかったに違いないとか妄想が広がるね。
1話から手を繋ぐ描写をちゃんとクローズアップしてきたから、最後にこういったシーンを入れる事で余韻が増すなあと思いました(上手く言えてません。
主人公兎角と晴はわだかまりも消えてハッピーエンド☆でしたが、対比するようにこの2人はこれから葛藤したり悩んだりするのでしょうね。哀しいぜ…。







振り返り感想

あーこの2人切ねえ…。


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最終話の無表情ぷりがマジで哀しかったので千足さんの笑顔がまた見たいです 後この頃に比べて元気なさ過ぎてて見てられません

文化祭で無邪気にキャッキャウフフしていたあの頃のようには戻れないと思うと何だかオラ哀しくなって来たぞ。
こんな感じなので、兎角と晴目線だと凄く綺麗なハッピーエンドだけど、千足と柩にとってはシビアな〆かなと。2人にとっては生き地獄なのかもしれません。

でもこういった敵同士で愛憎混じった関係は、どうしてか私は好物です。(BLOOD-Cとかデビルマンレディーとかは極端だけど)この苦渋な関係が切なさを醸し出してて良いっスワー…。
2人の出番は今までちょっとずつしかありませんでしたが、敵同士である関係を知った後に見ると、仲が良いシーンも虚しくなってきますわ。首藤おばあちゃんが言っていた「知らぬが仏」が効いてきます。

愛故に憎み葛藤する…一筋縄では行かず、ならば全ての縛りから解き放たれ地獄で共に生きようぞとしても逝けず生かされたこの2人はこれからどうなっていくのでしょう。軽く一本映画描けるレベルなのでスタッフさん、スピンオフ作ってください。




オマケ

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「わしの青春はこれからじゃ」

(意訳してます↑)
昔の男を吹っ切って青春を謳歌する決意をしたおばあちゃん超カッコいい。おばあちゃん潔くて大好き。取り敢えずまだ血なまぐさいルート真っ直中な香子ちゃんを早く助けてあげてください。後この2人にお中元なり贈ってあげてください。

テーマ : 悪魔のリドル
ジャンル : アニメ・コミック

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ナベ

Author:ナベ
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「筆が早くなる」

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*Music
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リンク先の「Filmarks」「あにこれ」ではおなべ名義でレビューしてます。そちらもどうぞ。

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